2019年7月1週目バイナリーオプション相場予想

今週のバイナリーオプションの予測を紹介します。
7月第一週目は雇用統計をはじめ、重要指標が多数あります。指標1つで相場の流れが大きく変わることもあるので、しっかりとチェックしておきたいものです。

基本的な流れとして、先週までの値動きをもとに予測を行い、経済指標に注意しながら投資を行っていくことになります。今回は主要な通貨ペアの相場予測と、今週発表される重要な経済指標についてチェックしておこうと思います。

今週のバイナリーオプション相場の動きを予想しているから必ずチェックしてね。

今週の通貨ペアの動き【7月1週目】

主要通貨ペアは今週どのような動きをするのでしょうか。今回は国内でも人気の高い通貨ペア、ドル円、ユーロ円、ユーロドルの動きを見ていきます。

ドル円の動き

先週のドル円の動きを見ると、6月25日に一時106.8付近まで下落しましたが、その後反発しています。しかし、依然として下降トレンドにあることから、再び下落する可能性が高いと考えられます。

日足を見ると、中期の単純移動平均線がローソク足のすぐ上にあり、これが抵抗線として意識されそうです。

これらのことから、基本的にはバイナリーオプションでいう「LOW」を考えておくと良いでしょう。ただし、経済指標の数値によっては流れが大きく変わる可能性もあるので要注意です。

ユーロ円の動き

先週のユーロ円の動きを見ると、25日以外は終値が始値を上回っています。さらに短期の移動平均線が中期の移動平均線を上方向に抜けるゴールデンクロスも見られます。

テクニカルで考えれば、今週も値上がりが続く可能性は十分にあります。ただし、6月11日に更新された高値の123円が意識される可能性が高いと考えられます。

123円を抜けていけば、さらなる高値更新となるでしょう。反対に123円を抜けなければ、その地点が抵抗となり、下落する可能性が高くなります。

テクニカルを見る限り、どちらとも言えないので、123円の抵抗を上抜けしたら「HIGH」、しなければ「LOW」と考えるのが良いでしょう。

ユーロドルの動き

ユーロドルは先々週に大きく値上がりした後、先週はおおむね1.135～1.14で推移していました。大きく値上がりした後も、すぐに下落しないところを見ると、まだまだドル買いユーロ売りの動きが続きそうです。

さらに短期の移動平均線だけでなく中期の移動平均線も長期の移動平均線を上抜けしているところを見ると、テクニカルの観点からも値上がりしていく可能性が高いと考えられます。これらのことから、基本的には「HIGH」を考えておくと良いでしょう。

今週は先週作った値幅、1.135~1.14を上に抜けるか下に抜けるかが焦点になるでしょう。上に抜ければさらに高値更新がありそうです。反対に下に抜ければ一度下落するでしょう。

ただし、下落したとしてもトレンドの流れは上方向なので、押し目を作って再び上昇する可能性が高いと考えられます。

今週の重要経済指標

次に今週発表される重要な経済指標を見ていきます。7月第一週は為替相場に大きな影響を及ぼす指標が多数あるので、しっかりとチェックしておきましょう。

日銀短観

今週まずチェックしておきたいのが日銀短観第2四半期という経済指標です。これは大企業製造業の業況判断を反映した指標です。前回の指標発表後はドル円で4pips以上動いています。

今回の予想は９です。前回の12よりも落ち込むことが予想されています。しかし、予想よりも指標が良ければ円安傾向に大きく動く可能性もあるので要チェックです。

アメリカ・ISM製造業景気指数

日銀短観と同じ日の深夜に発表されるのがISM製造業景気指数です。ドル円だけでなく、ドルの通貨ペアに大きな影響を与えます。

前回の発表時はドル円で14pipsも値動きしています。予想指数は前回とほぼ変わらず50前半との見方がされています。

アメリカ・ADP雇用者数

7月3日（水）に発表されるのがアメリカ・ADP雇用者数です。前回は2.7万人、今回は大幅に増えて14.0万人と予測されています。

ある程度はドル買いが進むと考えられますが、すでに予測が織り込み済みなため、大きな値動きにならない可能性もあります。

アメリカ・ISM非製造業景気指数

ADPと同日に発表されるのがISM非製造業景気指数です。前回は56.9、今回はほとんど変わらず56.0付近の見方が強くなっています。

特に大きな値動きをするわけではありませんが、アメリカの景気状況を反映した指標です。短期的な視点ではもちろん、長期的な視点からもしっかりとチェックしておきたいものです。

非農業部門雇用者数変化

今週の最終日には非農業部門雇用者数変化、いわゆる雇用統計が発表されます。数ある経済指標の中で、もっとも注目度が高く値動きが大きいのが雇用統計です。

前回は7.5万人でドル円は－45pipsも動いています。今回の予想は15.8万人となっており、この予想が当たれば、ドル買いの動きが見られるでしょう。

雇用統計の特徴は、発表後の値動きが大きくなる点です。雇用統計発表時に仕掛ける場合は、リスクを覚悟した上で行いましょう。上手に取引すれば、大きな利益を出せるチャンスにもなります。