【2019年7月5週目~8月1週目】バイナリーオプション相場予測

今週のバイナリーオプションの予想を紹介します。今週、各通貨ペアはどのような動きをするのでしょうか。
テクニカル分析や発表予定の重要指標を見ながらチェックしていきます。

今週の相場予測で特に注目なのが8月に入ってからの経済指標です。
1日(木曜日)にはFOMC、2日(金曜日)には雇用統計が発表されます。どちらも短期的に相場の値動きをもたらすのはもちろん、中長期的な相場を決める要因となります。

今週のバイナリーオプション相場の動きを予想しているからチェックしておいてね。

今週の通貨ペアの動き【7月7月5週目~8月1週目】

先週の為替相場の値動きで特徴的だったのが18日のドル安です。
米中貿易摩擦の長期化や米景気減速への警戒感が市場に広がったことが原因とされます。今週もその影響は引きずられそうで、このことを考慮した上で各通貨ペアの値動きを予測することが重要です。

ドル円の動き

先週のドル円の動きを見ると、木曜日に日経平均が大幅に下落したのにつられる形で、ドル円が70pips~80pips下落しました。木曜日に下落した分の値戻りが金曜日にあったものの、日足で見ると上ヒゲをつけていて、上昇トレンドに転じる雰囲気はありません。

中期的に見ても、4月下旬から続く下降トレンドの流れがあるため、今週も下落相場になる可能性が高いと判断できます。そのため、ハイローでは「LOW」を選択するのが賢明と言えるでしょう。

ユーロ円の動き

先週は5日間ずっと下落局面が続いていました。さらに6月から続くレンジ相場の下限120.8付近を下回りそうな雰囲気もあります。
もしもレンジ相場の下限を割れば、一気に下落する可能性もあります。

先週の流れから判断して、ハイローでは基本的に「LOW」でエントリーを考えておけばよいでしょう。ただし、6日連続で日足の陰線が続いていることやレンジ相場の下限にレートがあることを考えれば、反発する可能性も大いにあることは頭に入れておきましょう。

ユーロドルの動き

先週のユーロドルは1.12~1.128の間で値動きしていました。今週の注目点は、1.12~1.128の間をどちらに抜けるのかということです。

先週木曜日からの流れを見れば、上抜けする可能性の方が高いと考えられますが、どちらに動くのか微妙なところと言えるでしょう。そのため、1.12~1.128を抜けてから、抜けた方向に合わせて「HIGH」と「LOW」の選択をするという手が確実です。

今週の重要経済指標

次に今週の重要経済指標をチェックしていきます。今週はFOMC政策金利や雇用統計といった注目の指標が発表されます。またアメリカだけでなく、ユーロ圏の重要指標の発表も多数あります。結果次第では為替相場の流れが一気に変わることもあるので、しっかりとチェックしておきたいものです。

ユーロ実質GDP(速報値)

7月31日(水曜日)に発表されるのがユーロの実質GDPです。EU統計局がユーロ圏各国の四半期GDPデータを積み上げて算出を行ったものです。前回は前期比で0.4%の上昇、今回は0.2%の上昇と予想されています。

数値が大きければ、ユーロ買いの動きが見られるでしょう。ユーロ円、ユーロドルでは上昇する可能性が高くなります。

ユーロ雇用統計06月

7月31日(水)に発表されるのがユーロ雇用統計です。毎月のユーロ圏の失業率が発表されます。前回の予想は7.6％、結果が7.5％であったため、大きな値動きはありませんでした。

今回の予想は7.5%とされています。予想と結果に大きな差が無ければ、値動きは小さいものに収まるでしょう。ただし予想が大きく外れた場合は、特にクロスユーロに大きな影響を及ぼす可能性があります。

アメリカ・FRB政策金利(FOMC) 07月

31日(木曜日)には雇用統計と並んで今週の最重要指標であるアメリカ・FRB(FOMC)が発表されます。短期的な利益を追求するだけでなく、長期的な相場を占う上でも重要な指標です。前回の発表は上限金利2.50％、下限金利が2.25％で、ドル円で25pips以上動きました。

今回は上限金利の予想は2.25%、下限金利の予想が2.00％となっており、どちらも久々の引き下げが予想されています。金利引き下げということで、ドル売りが進行する可能性が高くなります。

アメリカ・ISM製造業景気指数07月

FOMC発表と同じ日の夜に発表されるのがISM製造業景気指数です。アメリカのISMが製造業350社の役員に対するアンケート調査をもとに作成します。景況感を表す指標として注目されています。

今回の予想は52.0となっており、前回を少し上回る見込みです。毎回大きな値動きはありませんが、景気動向を把握するためにも必ずチェックしておきたい指標です。

アメリカ・雇用統計07月

8月2日(金曜日)には雇用統計が発表されます。前回は予想を上回る結果が発表されたことからドル円で35pips以上上昇しました。今回の発表は16.0万人を予想しています。

予想よりも大きな数値になれば、ドル円で大きく上昇するでしょう。反対に予想よりも小さな数値になれば下落する可能性が高くなります。予想から大きく乖離する結果になれば、各通貨ペアで50pips以上値動きする可能性もあります。