バイナリーオプションを雇用統計で攻略!流れに乗って利益をつかむ
為替相場を大きく変動させる要因となる「重要経済指標」は、バイナリーオプションの投資家も悩まされていることでしょう。
その中でも、特に市場に大きな影響を与えるのが米国の雇用統計です。
- 雇用統計って何?
- バイナリーオプション取引にどんな関係があるの?
- 注目すべきところはどこ?
上記のようにお考えの方へ知っておきたいポイントを詳しくわかりやすく解説しています。
バイナリーオプションの投資家にとって、雇用統計にはどのようなメリットとデメリットがあるのか理解してトレードを行いましょう。
これまで、テクニカル分析ばかりで経済指標をみて取引してこなかった方や、バイナリーオプション初心者の方は是非参考にしてみて下さい。
目次:
雇用統計とは
雇用統計とは、米国の雇用情勢を示す統計で、景気の状況を知るために最も重要な指標の一つです。発表前に予想値が出るので、結果が予想より良いか、悪いかによって相場が大きく動きます。
発表のタイミングと内容
雇用統計が発表されるのは、毎月第一金曜日です。4月から10月(夏時間)は日本時間21:30に、11月から3月(冬時間)は日本時間22:30に発表されます。
発表曜日 | 毎月第一金曜日 |
---|---|
発表時間 | 4月から10月(夏時間)発表時間:21:30分(日本時間) 11月から3月(夏時間)発表時間:22:30分(日本時間) |
指標 | 失業率、非農業部門就業者数、建設業就業者数、製造業就業者数、 小売業就業者数、金融機関就業者数、週労働時間、平均時給など10項目 |
2019年の発表日 | 1/4、2/1、3/8、4/5、5/3、6/7、7/5、8/2、9/6、10/4、11/1、12/6 |
雇用統計は10項目以上あるのですがその指標の中でも重要なのは失業率、非農業部門就業者数と言われています。この二つに加え、平均時給を見ておくと良いでしょう。
失業率は低くなるほど、平均時給は上がるほど、経済の好調を意味することに疑問は無いですよね。非農業部門就業者数も多くなるほど、付加価値のある業種への就業者が多い傾向があり、景気が良いことを読み取れます。
なお、雇用統計に似た経済指標に「ADP雇用統計」という指標が存在します。これは民間企業が独自に実施する調査に基づいた指標で、雇用統計とは別のものになります。雇用統計よりも先に発表されるので参考にはなりますが、ADP雇用統計は政府機関による雇用統計と同じ傾向を示すとは限りません。
バイナリーオプション初心者の方も毎月第一金曜日は意識して見るようにしてください。
雇用統計が為替に影響を及ぼす理由
世界中のトレーダーがなぜ米国の雇用統計に注目するのでしょうか?
それは、雇用統計の結果が米国の金融政策に影響するからです。
全世界の基軸通貨は米ドルであり、米国の金融政策は世界経済に大きな影響を与えます。
また、雇用統計は予測が難しいため、発表時に混乱が起こりやすい指標でもあるのです。各経済指標には、予測値と言うものが存在します。プロのアナリストたちが次回発表される経済指標を予測するもので、インターネットで調べると「前回の結果」の隣に「次回の予想」が書いてあることが多いでしょう。
高確率で結果に近い予想を出せる経済指標もあるのですが、雇用統計は最も予想が難しい経済指標の一つです。プロの予想も外れやすく、サプライズの結果が起こりやすいのです。
雇用統計で注目すべきポイント
上記で簡単に触れたように、発表される雇用統計の項目のうち「失業率」「非農業部門就業者数」「平均時給」の3つが最も重要です。
失業率:アメリカの失業率。失業者÷労働力人口×100で計算される
非農業部門就業者数:農業者以外の雇用者の数
平均時給:アメリカの平均の時給
「失業率」「平均時給」は言葉のとおりの意味なので、「非農業部門雇用者」は意味を補足しておきます。非農業部門雇用者数は、農業以外の事業を行う企業に就業している人が、前月に比べて何人増えたか減ったかを表す指標です。
「非農業部門」に注目するのは、景気の影響を受ける職種の人数を測るためです。農業部門は食料など景気の良し悪しに関わらず需要のある産業なので、除かれています。景気の影響を受ける非農業部門の従業者が増えれば景気拡大、減れば景気後退の兆候、と言えるのです。
バイナリーオプションの雇用統計におけるメリット・デメリット
雇用統計の意味と重要性を押さえたところで、バイナリーオプションの取引に活かす方法を考えていきましょう。まずはメリット・デメリットをそれぞれ紹介します。
雇用統計によるメリット
雇用統計は予測が難しいため、結果の発表時には市場が大きく動きます。この動きは一時的に大きなトレンドを形成するため、通貨ペアの動きを予測しやすくなります。
雇用統計が発表された直後は、相場の動きに乗れれば短時間で大きな利益をあげられるかもしれません。予想と結果が乖離するほど大きく相場が動くため、流れを読むことが重要です。
ただし、必ずしも一方向に動き続けるとは限りません。予想外に良い結果が出て一気にドル高へと向かったものの、反落して「行って来い」状態になる場合もあります。
雇用統計によるデメリット
一方で、雇用統計の発表直前にエントリーするのは良くありません。プロでも予測できないのが雇用統計なので、個人のトレーダーが結果を読み切るのは不可能と考えてください。結果発表の直後に思わぬ方向へ相場が向かってしまう可能性が大きいです。
雇用統計の結果が予想を上回るか下回るか分からない状態でバイナリーオプションの取引をするのは合理的ではありません。相場の流れが読めるところでエントリーしましょう。
雇用統計を活かしたバイナリーオプション攻略法
前述のように、雇用統計の結果を予測することは非常に難しいので、基本的には初心者は取引すべきではないといえます。ただ、この前提の下で、次のようにバイナリーオプションを攻略するのはいかがでしょうか。
雇用統計の発表後にエントリー
雇用統計が発表されると、FXトレーダーを始め世界中の市場参加者が取引を開始します。予想を上回ればドル買い、下回ればドル売りに大きく動く傾向があります。
指標発表後には短く強い動きが出やすいので、判定時間の短いバイナリーオプションでエントリーしましょう。ただし、発表直後はトレンドができておらず、乱高下することがあるので、発表から5〜10分程度は様子を見てトレンドを見極めましょう。
相場の動きの様子を見守る
「エントリーしない」という決断も攻略のうちです。雇用統計発表後に起こる大きな値動きは、いつ方向転換するかも読みにくいです。バイナリーオプション初心者を始め、自身が持てないタイミングでは無理をしてエントリーしなくても良いのです。
エントリーしなくても良いので、相場の動きは見ておき、分析することをおすすめします。雇用統計が発表されるのは日本時間の夜なので、翌週の月曜日には各金融機関からレポートが出ます。なぜ雇用統計のサプライズがあったのか、それによって市場の参加者はどのように動いたのか、自分の分析と照らし合わせてみましょう。相場を読み取る力をつける勉強ができます。
勝負するとしたらどっちにかけたほうがいいのか
バイナリーオプションでは、どっちに投資したほうが良いのか説明します。
ドル高になった場合は、「High」にかけたほうがいいでしょう。逆に円高ドル安になった場合は、逆にLowに動く可能性が高くなります。
ただ、これは個人的な感覚ですので逆に動いてしまうことも大いにありえます。参考程度に覚えておいてください。
バイナリーオプションの雇用統計における注意点
雇用統計の結果はプロでも先が読めず、予想を大きく裏切ることがあります。発表前に市場の予想値は出回りますが、予想どおりの結果になることを前提に取引をすると、痛い目を見る可能性が高いです。
特に、判定時間が指標発表を跨ぐことのないように気をつけましょう。事前の予想は当たらないことが多く、また多くの投資家が指標発表に備えて市場の様子を見ています。
様子見の投資家たちは結果が発表された直後に一斉に動き出してエントリーしてくるので、このタイミングにポジションを持ち越さないようにしましょう。
雇用統計についてまとめ
米国の雇用統計がバイナリーオプション相場に与える影響について解説しました。
雇用統計が発表されるのは、毎月第一金曜日の夜です。傾向として、発表前は様子見の投資家が多く相場の動きが鈍いのですが、発表直後から利益を取りに行ったり損切りに走ったりと投資家が一斉に動き出します。
このタイミングでトレンドを掴み、バイナリーオプションを攻略することもできるでしょう。ただし、無理は禁物です。大きく相場が動いていてエントリーポイントが分からない場合は、様子を見て研究しているだけでも良いでしょう。自分に合ったトレードで、雇用統計発表後を過ごしてください。
2019年は、北朝鮮問題など様々な出来事が起こりましたし、法人税の引き下げなどの発表もあり、為替相場が大きく動くことが予想出来ます。
初心者の方は、稼ぎ時に送れないようにしっかり取引出来る体制をとっておきましょう。
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