バイナリーオプションの攻略法マーチンゲールはリスクがある
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インターネット上にはバイナリーオプションの攻略法が無数にあふれています。
初心者にはどの方法が効果的なのか判別が難しく、安易に手を出してしまう傾向にあるので注意が必要です。バイナリーオプションの攻略法に「マーチンゲール」(通称マーチン)と呼ばれる手法があります。
マーチンは稼げる手法として人気がある反面、ギャンブル的要素が強く禁断の手法とも言われています。ここではマーチンゲールの取引手法について詳しく解説していきます。
- マーチンゲールって何?
- マーチンゲールを使えば勝てるの?
- マーチンゲールは攻略法で使えるの?
上記の用に考えている方は、 バイナリーオプションのマーチンゲールについて当ページで学び、今後バイナリーオプションを攻略する為の参考として、是非最後までお読みください。
ただ、使い方を間違えると損益が膨らむので正しい使い方を学びましょう。
目次:
マーチンゲールとは?
マーチンゲールとは『取引で負けた金額の倍の金額を次の取引に投入し、勝ち続けるまで連続で取引し続ける投資手法』です。
かつてフランスのマーティギュー地方のカジノ賭博で使われていたギャンブルの基本となる投資手法として、その名がつけられました。マーチンはやがてギャンブルの世界で広く使われるようになり、現在はバイナリーオプションやFXにも応用して利用されています。
具体的なマーチンゲールのやり方
具体的なマーチンのやり方ですが、もし最初にかけた金額で負けた場合、次の勝負ではその倍の金額をかけるのです。
負けたらさらに倍の金額をかけ続け、勝つまで連続で取引し続けます。一度勝つとそれまでの負けが一気に帳消しとなり資産を増やすことができることから、マーチンは負け知らずの投資法と言われています。
ただ、使い方を間違えると損益が膨らむので正しい使い方を学びましょう。
マーチンゲールの仕組み
バイナリーオプションはハイかローの二者択一の投資方法なので、勝率は五割です。
確率上、永遠に負け続けることはありません。最初の勝負では勝つ確率も負ける確率も、共に50パーセントです。二回連続で負ける確率は25パーセント、三回続けて負ける確率は12.5パーセントと、回数を重ねるごとに負ける確率は徐々に小さくなっていくのです。
統計的には、負けが重なり続けることで次の勝負に勝つ確率は増えていきます。確率論で言えば取引回数が多くなるほど勝ちと負けの確率は限りなく50パーセントに近づいていくからです。
マーチンは、連続で負け続けたとしても常に負けた金額の二倍の投資を行い続けることで、一度でも勝てば全ての負けがチャラになり利益を残すことができる、魔法のような投資手法なのです。
実際にマーチンゲールを使った攻略法
マーチンゲールは全ての負けを帳消しにすることができる強力な手法である反面、使い方を間違えると取り戻しが効かない痛い目を見る危険があります。
適切にマーチンゲールをつかっていかにバイナリーオプションを攻略するか?ここは誰もが知りたいところです。
ここからは具体的にハイローオーストラリアでエントリーを行なった場合を想定して、具体的な攻略法を紹介していきます。
一回の取引3000円ペイアウト率1.88倍での取引
まず始めは、普通にエントリーします。
この取引で負けた場合の損失は3000円となり、次の取引では倍の6000円をかけます。
二回目の取引(ペイアウト率1.88倍)で勝った場合
続いて、二回目の取引で勝った場合です。
6000×1.88=11280円のペイアウトとなります。
ここまでかけた金額の合計が3000+6000=9000なので、11280-9000=2280円の利益となります。
二回目の取引で負けた場合
二回目の取引で負けた場合、三回目の取引では2回目にかけた金額の倍の金額、12000円をかけて勝負します。
ペイアウト金額は22560円です。ここまでの取引で21000円賭けているので、三回目で勝利した場合は22560—21000=1560円の利益となるのです。
ハイローオーストラリアは、取引時間や取引方法によってペイアウト率が細かく設定されています。一時間取引ではペイアウト率が1.89倍、1日取引では1.90倍と高く設定されているのです。マーチン手法で多くの利益を得ようとするなら、よりペイアウト率の高い取引を選択するとよいでしょう。
ここで注意が必要です。初回のエントリー金額1000円、ペイアウト率1.88倍で取引した場合、三回目までの取引であれば勝った場合に利益を得ることができます。しかしながら取引が四回目以降まで続いてしまうと、それまでの損失を補填する代わりに新たな損失が生じてしまうのです。
具体的には四回目の取引で勝利した場合の損失が920円、五回目の取引で勝利した場合の損失が2840円となり、それ以降徐々に損失額も大きくなっていくのです。
つまり、マーチンゲールの攻略法が使えるのは、ペイアウト率が2倍のときだけだとわかります。
4回目は、倍にしていっても損失が増えていくだけなので、このペイアウト率での攻略法は使えないといっても過言ではありません。
絶対に使えないとは、言えませんがリスクが大きいといえます。
また、ペイアウト率がもう少し高い業者を使うことで、マイナスになるまでの取引の回数は増えますが結局は負けが続いてしまうと、マイナスな部分が出てくることと、莫大な資金が必要なためペイアウトが2倍以下の取引ではおすすめできない攻略法といえます。
マーチンゲールのメリットとデメリット
ここで、マーチンゲールのメリットとデメリットについて知っておきましょう。
マーチンゲールのメリット
損失を一気に取り戻すことができる
マーチンゲールのメリットは、仮に負け続けたとしても最後の一回で勝利すれば、それまでの損失が一気に取り戻せる点にあります。
バイナリーオプションはハイかローかを選択する二者択一型の取引なので、勝負に勝つ確率も負ける確率も共に50パーセントです。負け続ければそれだけ次の取引で勝つ確率が大きくなり、利益を得ることも可能となるのです。
シンプルで分かりやすい
マーチンゲールは為替相場の流れやチャートの複雑な動きを読む必要がありません。
あくまで確率論に基づきひたすら取引を繰り返すとてもシンプルな手法なのです。シンプルで実践しやすいことから、多くの方が実践しているのです。
マーチンゲールのデメリット
マーチンゲールは勝ち続けるまで取引に参加し投資し続ける手法です。一度の勝利で負けを取り戻せる方法である反面、実は危険な面も存在します。マーチンゲール手法におけるデメリットについて解説します。
資金が無くなって破産する可能性がある
マーチンゲールは勝ち続けるまで前回の投資金額の二倍の金額をかけ続けます。取引を繰り返して行くと確率論的に勝ちは訪れるのですが、負けが何度も続くこともあり得ます。勝ちが訪れるまで取引できる資金があれば問題はありませんが、もし資金的な余裕がなければ勝つ前に資金が底をつき、破産してしまう危険もあるのです。
精神的な苦痛が伴う
いつかは勝つと分かっている取引でも、負けた金額より多くの金額を投入して取引し続けることは精神的に苦痛を伴います。徐々に資金が目減りしていく状況に耐えることができず、精神的に疲弊してしまうデメリットがあります。
投入金額に比べて利益が多くない
マーチンゲールは取引に勝ったとしても利益はさほど多くはありません。ペイアウト率2倍、1000円で取引して3回目で勝った場合、投入金額は7000円ですが利益は1000円です。同様にペイアウト率2倍、3000円で取引して3回目で勝った場合、投入金額は21000円に対して利益は3000円となります。
つまり投下金額が高ければ利益もそれに応じて比例するのですが、その金額は決して大きくなく最初の投資金額とほぼ同じ金額になるのです。
精神的な負担や負け続けた場合の投資金額の大きさと比較して、獲得できる金額が少ないことから、割に合わないと感じてマーチンゲールを取り入れない投資家の方もおられます。用意できる資金が少ない方は慎重に検討するとよいでしょう。
【結論】資金が豊富じゃない方、初心者にはおすすめできない
マーチンゲールは確率論に基づいたバイナリーオプションの攻略法として広く取り入れられています。たとえ負け続けていても取引を続けていれば、一気に負けを取り戻せる魅力的な手法といえます。
しかしながら、損失を確実に取り戻すためには資金を用意する必要があります。マーチンゲールで利益を積み重ねようとするのであれば、それに見合った多額の資金が必要になるのです。
もしマーチンゲールをするのであれば、取引に耐えることができる資金を準備した上で、冷静に取引に臨むことをおすすめします。資金が目減りすることで精神的な動揺や焦りが起こり、楽に勝てるタイミングを逃してしまう危険もあるからです。
初心者の方には絶対におすすめできない手法ですね。おすすめしてる人はメリットだけを見てバイナリーオプションの危険性について知識がない方でしょう。
あくまでマーチンゲールは膨らんだ損失を取り戻す手段だと認識し、資金を考慮しながら実践することをおすすめします。
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