2019年7月2週目バイナリーオプション相場予測

今週のバイナリーオプションの予想を紹介します。
先週は雇用統計など、相場を大きく動かす指標がありました。今週も先週ほどではないにしても、為替相場に影響を与える指標いくつか発表されます。

注目はFOMC議事録やアメリカ・消費者物価指数です。
予想外の発表があれば、為替相場に大きな影響を与える可能性があります。どちらも要チェックの指標と言えるでしょう。それ以外にも、重要指標の発表が多数待っています。今週も各通貨ペアの動きと重要指標について、併せて紹介していきます。

今週のバイナリーオプション相場の動きを予想しているからチェックしておいてね。

今週の通貨ペアの動き【7月2週目】

まずは主要通貨ペアの動きについて見ていきましょう。国内人気の高い通貨ペアであるドル円、ユーロ円、ユーロドルの動きについて、先週からの流れとともにチェックしておきます。

ドル円の動き

先週のドル円は、25日に107.6円付近まで円高ドル安が進んだ後、雇用統計の影響もあって円安ドル高方向に値動きしました。

日足のチャートを見ると、ローソク足が中期移動平均線を上方向に抜けていることが確認できます。

雇用統計の指標が予想以上に良かったことも含めて考えると、ハイローでいう「HIGH」を狙っていって良いでしょう。
ただし、4月以降、下落相場にあることを考えると、一時的な上昇にとどまる可能性も十分にあります。そのため、「LOW」も意識しながら戦略を考える必要があると言えます。

ユーロ円の動き

2019年の6月に入ってから、ユーロ円は121円と123円でレンジ相場となっており、今週もこの値幅で値動きする可能性が非常に高いでしょう。先週の値動きを見ると、週前半は下落相場にあり、121.2付近まで下落しました。しかし後半では上昇に転じています。

この転換がレンジ相場のサポートと見るのであれば、「HIGH」で勝負すればよいでしょう。ただ、レンジ相場は予想がしづらいのも事実で、6月から続くレンジ相場の下限である121円まで円高ユーロ安が進行する可能性もあります。

そのため、122円を上回ったのを確認してから「HIGH」で勝負するなど、しっかりと上昇相場を見極めてから投資を行うのが良いと考えられます。

ユーロドルの動き

先週のユーロドルの動きを見ると、雇用統計発表後に大きく下落しました。相場に大きな影響を及ぼす雇用統計の値が良かったことから、今週もドル高ユーロ安方向、すなわち下落相場になる可能性があります。

チャートでは、短期移動平均線が中期移動平均線を上抜けする動きも見られ、上昇サインが見られるものの、指標の影響の方が大きいと考えられます。2018年の前半から続く下降トレンドの流れも考えれば、「LOW」で勝負するのが正しい判断と言えます。

今週の重要経済指標

次に今週の重要経済指標を紹介します。7月第2週で注目指標は月11日(木)に発表されるFOMC議事録です。
その他にも相場に影響を与える指標が多数あるので、チェックしておきましょう。

国際収支

まず月曜日に発表されるのが、5月の国際収支です。前回17074億円で今回は13809億円と予想されています。国際収支の値は小さくなると予想されているので、予想通りに行けば円安方向に動きそうです。

主にクロス円に影響を与えるため、ハイローで考えれば、ドル円やユーロ円の予想は「HIGH」となります。ただし、予想と外れて前回よりも数字が大きくなれば、円が買われることで円高方向に値動きする可能性もあります。しっかりと数字をチェックしておく必要があるでしょう。

FOMC議事録

今週の指標で注目なのが、アメリカFOMC (FRB政策金利) 議事録です。
FOMCでは上限と下限という形で誘導レートが提示されます。議事録ではFOMCでの金融政策の決定を受けて3週間後に要旨が発表されます。政策金利決定の背景やアメリカ経済の見通しなどがアナウンスされます。

議事録なのでFOMC発表時に比べると重要度は下がることに加え、重要なアナウンスが無ければ大きく値動きしません。しかし、中長期的な相場を予想するのに役立つため、必ずチェックしておきたい指標です。

アメリカ・消費者物価指数

6月のアメリカ消費者物価指数です。
前回は＋0.1と発表され、ドル円で10pips以上動きました。今回の予想は0.0です。予想通りに発表されれば、大きな値動きは無いでしょう。ただし、＋や－の数値が発表されると、前回のように10pips以上動くこともあります。

プラスの値が発表されればドル安方向に、マイナスの値が発表されればドル高方向に値動きします。ドル円やユーロドルなど、クロスドルの通貨ペアで投資を行う方は特にチェックしておきたい経済指標です。

アメリカ・新規失業保険件数

アメリカ・消費者物価指数と同時に発表されるのが、6月30日～7月6日にかけての新規失業保険申請件数です。
前回は22.1万件と発表された直後、ドル円で円安方向に4.5pips動いています。今回の予想は前の週よりも0.1pips低い22.0万件となっています。

予想通りに発表されれば、大きな変化は無いと予想されます。ただし、予想よりも数値が大きければドルが売られ、クロスドルがドル安に、数値が小さければ反対にドル高となるでしょう。もしも予想が大きく外れれば、急な値動きが発生する場合もあるので要注意です。