【2020年10月5週目】バイナリーオプション相場予測
今週バイナリーオプション相場の展開はどのようになるのでしょうか。先週目立った動きをしたのは基軸通貨の米ドルです。ドル売り地合いが継続しており、ドル円では103円台も間近に迫ってきました。
テクニカル的にもファンダメンタルズ的にも、ドル安の傾向は継続すると見てよいでしょう。新型コロナウィルス関連のニュースや経済指標の発表結果など、相場を動かすニュースはしっかりチェックしながらトレードを行っていってください。
目次:
今週の通貨ペアの動き【10月5週目】
今週の通貨ペアはどのような動きを見せるのでしょうか。今週は米ドルの動きに特に注意しながら、予想を行っていきましょう。
ドル円の動き
先週のドル円は、105.39円で寄り付いた後、リスク選好の円売りにより、火曜日には105.75円まで上昇しました。しかし、その後は、テクニカル的な地合いの弱さや、米政治への先行き不安からレートは下落し、104.7円前後で越週となっています。
今週もテクニカル的な地合いの弱さや世界経済の先行き不透明感から、円高ドル安の流れが続くと見て良いでしょう。先週の下落幅が大きかったことから、反発には気を付けながらトレードを行ってください。
次に意識されるレートは103円台です。104円を割るまでは、売り圧力が強い状態が続くでしょう。
ユーロ円の動き
先週のユーロ円は、週前半は欧米株上昇につられてレートの上昇が見られ、一時は125円に到達しました。しかし、その後はドル円の下落につられてレートを下げ、結局124.2円付近で越週となっています。
今週はテクニカル的にもファンダメンタルズ的にも予想が難しくなっています。日足チャートを見ると三角保ち合いの状態になっているため、上放れするか下放れするか注目したいところです。
ユーロ円は力を貯めている状態なので、次にトレンドが発生すれば、大きく値動きする可能性が高くなります。
ユーロドルの動き
先週のユーロドルは、欧米株の上昇⇒リスク選好時のドル売りの流れが見られ、週初めから半ばにかけて上昇傾向が見られました。週半ばには1.1882までレートを上昇させています。テクニカル的に見ても、地合いの強さが印象付けられます。
今週もこの流れが続く可能性が高いでしょう。ただし、新型コロナウィルス問題など、ユーロドルの上値を抑制させるファンダメンタルズ的要因は多く、慎重なトレードが求められます。
次に意識される上値は1.1900です。ここを抜けてくると、9月1日に付けた今年の高値、1.2000を目指す展開となりそうです。
ポンド円の動き
先週のポンド円は、週前半にはリスク選好時に見られるクロス円上昇の流れに乗って、レートを上昇させました。しかし、その後は新型コロナウィルス感染拡大などのリスク要因によって、レートを下げています。
テクニカル的にもファンダメンタルズ的にも、レートを下落させる要因が多い状況にあるため、今週も下落傾向が続く可能性が高いでしょう。
ただし、先週同様に欧米株上昇⇒クロス円上昇の流れには十分気を付けるようにしてください。
今週の重要経済指標【10月5週目】
今週は欧米を中心に重要経済指標が多数発表されます。
指標の結果は短期的なリスクオンオフを左右する要因になります。また、中長期的な経済状況を把握するためにもしっかりチェックしておきましょう。
ドイツ・Ifo景況感指数 10月
今週まず注目したい経済指標がドイツ・Ifo景況感指数です。
前回は93.4、今回の予想もほぼ変わらず93となっています。
95以上の結果が発表されるなど、予想よりも良ければユーロ買いの要因となります。
反対に80台の結果が発表されれば、ユーロ売りの要因となるでしょう。
新築住宅販売件数9月
同じく月曜日に発表される指標がアメリカの新築住宅販売件数です。
前回は予想の89万件を大きく上回る101.1万件が発表されたことで、リスク選好のドル売りが見られました。発表後にはドル円でマイナス9.7pips変動しました。
今回の予想は前回を若干上回る102.4万件となっています。予想より良ければリスクオン、悪ければリスクオフの流れが見られるでしょう。
アメリカ・実質GDP(速報値)第3四半期
今週もっとも注目したい指標が木曜日に発表されるアメリカの実質GDP第三四半期です。
今回は速報値ということで、市場の注目度は非常に高くなっています。前回はコロナショックの影響で前期比マイナス31.4%と非常に大きな落ち込みを見せました。
今回の予想は前期比プラス32.0%となっており、経済回復が見られると予想されています。予想以上の結果であればリスクオン、予想以下の結果であればリスクオフの展開につながるでしょう。
アメリカ・中古住宅販売成約指数 9月
同じく木曜日に発表される経済指標がアメリカ・中古住宅販売成約指数です。
前回の結果は前月比で8.8%でした。前回の伸び幅が大きかったため、今回の予想は3.5%となっています。
予想を大きく上回れば、リスクオフの展開が見られ、ドル売りにつながる可能性が高いでしょう。予想を大きく下回った場合は、リスクオフの展開が見られ、ドル買いにつながる可能性が高いでしょう。
ユーロ・実質GDP(速報値)第3四半期
金曜日の注目がユーロの実質GDP第3四半期です。
今回は速報値ということで、市場の注目度は非常に高くなっています。前回の結果はマイナス11.8%と、コロナショックの影響が大きく見られました。
今回の予想はプラス9.4%となっています。予想以上の回復が見られれば、ユーロ買いを中心とするリスクオンの展開が見られるでしょう。反対に予想を下回れば、リスクオフの流れにつながりそうです。
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