【2020年11月3週目】バイナリーオプション相場予測
先週は大統領当確や新型コロナウィルスのワクチン開発のニュースが入ったことにより、リスク選好的なムードが高まりました。週前半は株価の大幅上昇につられる形で、ドル円やクロス円のレートが大きく上昇しています。
一方で週後半は、株価調整や新型コロナウィルス感染拡大のニュースが入ったこともあり、リスク回避的な相場が進行しました。ドル円やクロス円は調整局面に入りつつあります。今週も新型コロナ関連の話題や経済指標の結果をチェックしながらトレードを行っていきましょう。
目次:
今週の通貨ペアの動き【11月2週目】
今週注目したいのは、先週続いたリスク選好のドル売りが継続するかということです。株式市場の動きも見極めながら、リスクオンオフの判断を行っていきましょう。
ドル円の動き
今週注目したいのは、リスクのオンオフの流れです。
株価指数もチェックしながら、日ごとに変わる市場心理を見極めていくことが大切になるでしょう。
ドル円の動き
先週のドル円の動きを振り返ってみましょう。週早々、新型コロナウィルスへ有効なワクチン開発が行われたことをキッカケに、市場のリスク選好ムードが高まりました。月曜日には1日で200pips程度レートを上昇させています。
しかし、その後は中長期的な下降トレンドラインに押され、レンジ相場に突入。金曜日には下落トレンドが始まっています。今週もテクニカル的な地合いの弱さから下落する可能性が高いでしょう。
先週月曜日の上昇を打ち消すような大幅な下落が見られる可能性も十分にあります。
ユーロ円の動き
先週のユーロ円は、月曜日に株高⇒クロス円高というお決まりのパータンが見られ、月曜日には200pips近い大幅なレートの上昇が見られました。しかし、その後は125円をバックに伸び悩みを見せ、下落に転じています。
今週もテクニカル的な地合いの弱さから下落する可能性が高いでしょう。またファンダメンタルズ的にも下落リスクは山積みの状態です。
今週も株価指数の状況、ユーロ圏の新型コロナウィルス感染状況をチェックしながらリスクオンオフを見極めていきましょう。
ユーロドルの動き
先週のユーロドルは、週早々に1.19を突破しましたが、その後はドル買いの圧力が高まったことから下落に転じています。ただし、水曜日以降はドル売り圧力が高まり、上昇傾向が見られました。
ただ、テクニカル的に見ると、今週も上値の重い展開が予想されます。ファンダメンタルズ的にも下落リスクが山積みの状況と言えるでしょう。
1.191付近にあるレンジの上限で「LOW」を仕掛ければ上手にトレードできる可能性が高まります。反対に上限を上抜けしたら、一気に上昇局面に入る可能性があるので注意してください。
ポンド円の動き
先週のポンド円は、株高⇒クロス円上昇の流れによって水曜日にかけて145pips程度の大幅な上昇が見られました。しかし、その後は下落に転じています。
テクニカル的に上値が重い印象があること、ファンダメンタルズ的にもロックダウンが続く英国経済を考えれば、今週も下落リスクの高い状況が続くでしょう。
10月30日に付けた安値、134.4円前後を目安に下落する可能性が高いでしょう。
今週の重要経済指標【11月3週目】
今週もアメリカを中心に、重要な経済指標が発表されます。
結果によっては短期的に相場の流れを大きく変えることもあるので、しっかりとチェックしておきましょう。
日本・GDP1次速報値第3四半期
今週まず注目したいのが、月曜日発表の日本・GDP1次速報値第3四半期です。
今回は速報値ということで、大きな注目が集まります。前回はコロナショックの影響から前期比マイナス7.9%と大幅に落ち込みました。
今回の予想は前期比でプラス4.4%となっています。予想以上の結果が発表されれば、リスクオン、予想以下の結果が発表されれば、リスクオフの値動きが発生するでしょう。
アメリカ・小売売上高10月
火曜日発表の注目指標が10月のアメリカの小売売上高です。
前回は前月比でプラス1.9%の結果が発表されました。今回の予想はプラス0.5%となっています。
ここ数か月はコロナショックからの回復が見られていますが、さらに数値が改善されるのか注目したいところです。
英国・消費者物価指数10月
水曜日に発表されるのは、10月における英国の消費者物価指数です。
前回はプラス0.4%、今回はプラス0.1%と予想されています。
ポンドを中心とした影響が見込まれ、予想を上回る結果が発表されればポンド売り、下回る結果が発表されればポンド買いが見られるでしょう。
アメリカ・フィラデルフィア連銀景況指数 11月
木曜日に発表される注目指標がフィラデルフィア連銀景況指数です。
前回は予想を大きく上回るプラス32.3が発表されました。
今回の予想はプラス22.0となっています。前回を上回る結果が発表されればリスクオンの値動きが見られるでしょう。反対に予想を下回る結果が発表されれば、リスクオフの値動きとなる見込みです。
アメリカ・中古住宅販売件数 10月
金曜日に発表される注目指標が10月のアメリカ・中古住宅販売件数です。
景気に対しての先行性が高いと言われており、コロナショック後は300万件台まで落ち込んだものの、前回は654万件と回復を見せています。
今回10月の結果は644万件と予想されています。前回を上回る結果が発表されればリスクオン、予想を下回ればリスクオフの値動きが見られる可能性が高いでしょう。
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