【2019年10月3週目】バイナリーオプション相場予測
今週10月14日月曜日~10月18日金曜日までの相場予測を行っていきます。
先週の主通貨ペアの動きをチェックすると、中長期的なトレンドとは反対方向へ動く様子が見られました。
これはトランプ大統領が中国との関係について、前向きな発言をしたことで、市場に期待感が高まったためと考えられます。
今後も中長期的なトレンドに従って動くのか、それとも先週見られた新たなトレンドに従って動くのか、今週が分かれ目になるかもしれません。
目次:
今週の通貨ペアの動き【10月3週目】
それでは今週の主要通貨ペアの値動きを予測していきます。
先週はトランプ大統領の発言もあり、ドル円、ユーロ円、ユーロドルともに、市場への期待感から、これまでとは反対方向へ値動きが起こりました。
ドル円の動き
先週は一貫して円安ドル高傾向にありました。10月11日金曜日には一時108.5円を超える場面も見られました。テクニカルで意識される上限は108.5円です。今週、このレートを超えれば、さらなる値上がりする可能性が高くなります。
反対に108.5円を超えなければ、中長期的なトレンドに沿って再び下落する可能性が高くなります。
108.5円での値動きの様子を観察して、本格的に超えてくれば「HIGH」、超えなければ「LOW」で勝負するとよいでしょう。
108.5円での値動きの様子を観察して、本格的に超えてくれば「HIGH」、超えなければ「LOW」
ユーロ円の動き
先週のユーロ円は中長期的な下落トレンドとは反対方向に動き、一時的に1ユーロ120円まで回復しました。テクニカルで意識されるレートも1ユーロ120円なので、この値を超えるのか、この値でたたかれるのか注目です。
120円を超えてくるようであれば、「HIGH」、たたかれるようであれば「LOW」で勝負しましょう。
120円付近では何度も売買が繰り返されるので、判断は慎重に行うことをお勧めします。
120円を超えてくるようであれば、「HIGH」、たたかれるようであれば「LOW」
ユーロドルの動き
ユーロドルも先週は上昇傾向が見られました。その流れが継続するのか注目したいところです。
ただ10日木曜日と11日金曜日にそれぞれ50pips近く値上がりしたことから、利益確定の売買が見られる可能性が高くなります。
「HIGH」を選択するべきか「LOW」を選択するべきか微妙なところです。今週の取引はドイツの景況感指数など、ユーロ圏の指標を参考にしながら取引を判断するとよいでしょう。臨機応変な対応が求められていると言えます。
判断に自信がなければ取引を控えてください
今週の重要経済指標【10月3週目】
今週の重要な経済指標をチェックしていきます。今週も重要な経済指標が多数発表されます。
短期的な値動きを予測するのに役立つのはもちろんですが、長期的な相場の流れを読むための手がかりとなります。しっかりとチェックしておくことをお勧めします。
英国・雇用統計09月
まずチェックしておきたい経済指標は15日火曜日に発表される英国の雇用統計です。
雇用統計では、イギリス国家統計局(ONS)が失業率や失業保険申請件数を同時に発表しています。
前回8月の雇用統計では失業率が3.3%、失業保険申請件数は2.82%と発表されました。今回は前回の数字を上回るのか下回るのか注目が集まります。結果が良ければポンド買い、結果が悪ければポンド売りの傾向が見られるでしょう。
ドイツ・ZZEW景況感指数10月
15日火曜日に注目したい指標のひとつにドイツ・ZZEW景況感指数があります。
ドイツの民間調査会社の欧州経済研究センターが、機関投資家350人を対象にアンケート調査を行い算出した指数です。指数は50を上回ると好況、50を下回ると不況と判断できます。
前回の結果はー22.5と不況の結果が出ました。今回の予想は前回を下回る-25.0となっています。特にユーロに関する為替レートに大きな影響を及ぼすと予測されます。
英国・消費者物価指数09月
10月16日水曜日には英国の消費者物価指数が発表されます。
英国内の消費者が購入する財やサービスの物価動向を表す消費者物価指数です。インフレターゲットの対象としても注目されています。
前回の結果は前月比でプラス0.4%、前年比でプラス1.7%でした。今回の予想は前月比でプラス0.3%、前年比でプラス1.7%となっています。
アメリカ・新規失業保険申請件数10月
17日木曜日に発表されるのがアメリカの新規失業保険申請件数です。
初めての失業保険給付申請を集計した指標です。景気の動向に反応するため、景気の先行指数として知られています。
前回の結果は21.0万件でした。予想よりも1万件下回ったため、指標発表後にはドル買いの動きが見られ、ドル円でプラス12.7pips変動しました。今回も申請件数が少ないほど、ドルが買われ、申請件数が多いほどドルが売られる傾向になるでしょう。
中国・実質GDP 07月
18日金曜日に発表されるのが7月の中国・実質GDPです。
世界第二位のGDPを誇る中国の国内総生産が発表されます。中国国内だけでなく、世界経済の動向を占う上でも注目が集まる指標です。
前回の結果は6.2%でした。今回の予想は前回とほぼ同じ6.1%となっています。予想通りの結果が発表されれば、大きな値動きは見られないでしょう。ただ、中長期的な経済動向を判断する手掛かりになるのでチェックしておきたい指標です。
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