【2019年11月3週目】バイナリーオプション相場予測

11月18日月曜日～11月22日金曜日までの相場予測を行っていきます。
先週の主要通貨の動きは、先々週までのトレンドが反発する形で推移しました。今週もその流れが続くのか、それとも再びトレンドに乗っていくのか注目です。

また経済指標を見ても、FOMC議事録や日本の貿易収支など、為替相場に影響を与えそうな注目指標が目白押しです。米中貿易交渉の行方やFRBの利下げ打ち止めの有無にも注目が集まります。テクニカルとファンダメンタルズ両方を意識して値動きを見守る必要があるでしょう。

11月3週目のバイナリーオプション取引に役立つ相場の動きを予想しているからチェックして取引の参考にしてね。

今週の通貨ペアの動き【11月3週目】

今週の通貨ペアの動きを見ていきましょう。
先週の値動きを振り返ってみると、それまでのトレンドがひと段落した形になりました。今週は再びトレンドに沿って動くのか注目したいところです。

ドル円の動き

先週のドル円の動きを見ると、金曜日以外は一貫して下落傾向にありました。
先々週までの上昇トレンドがひと段落した形になったと判断できます。下落幅が大きかったものの、金曜日に再び上昇トレンドへの期待が持てる値動きが見られました。

そのため、今週は上昇する可能性が高いと見られます。さらにFOMC議事録で追加緩和の打ち止めに関する意見が出た場合、大幅に上昇する可能性も出てきます。ハイローでは「HIGH」を選択しておけば間違いないでしょう。

ユーロ円の動き

次にユーロ円です。先週はレンジ相場を下方向にブレイクした後、本格的な下落相場となりました。
金曜日に大きな反発があったものの、中長期的なトレンドを考えると、今週も下落する可能性が高いでしょう。

ハイローでは「LOW」がおすすめです。ただし、ドル円で上昇トレンドが発生した場合、ユーロ円もつられて上昇する可能性があります。ドル円の動きも注視しながら、相場を見守ることをおすすめします。

ユーロドルの動き

先週のユーロドルは水曜日までは下落傾向にあり、その後上昇傾向に転じました。
ただし中長期的なトレンドを考えると、ファンダメンタルズ面で大きなイベントがない限り、これ以上の上昇は見込めないと判断できます。

さらに下落のシグナルであるダブルトップが形成されていることからも、再び下落に転じる可能性が高いと考えられます。基本的にはハイローの「LOW」で勝負するとよいでしょう。ただし、数日間は反発が続く可能性があるので注意が必要です。

今週の重要経済指標【11月3週目】

今週も重要な経済指標が発表されます。
特に基軸通貨のドルに影響を与えるアメリカの経済指標が多数発表されるので、どの通貨ペアを取引する場合でも参考になるでしょう。

アメリカ・住宅着工件数10月

19日火曜日に発表される指標がアメリカ・住宅着工件数です。
住宅着工件数とは、米国国内の新築住宅の建設件数1か月分をまとめたものです。

景気の動向と相関している指標として知られていて、最近は好況のため数値は上昇傾向です。
前回は125.6万件、今回は131.8万件と予想されています。予想を上回ればドル買い、予想を下回ればドル売りの材料となるでしょう。

日本・通関ベース貿易収支 10月

20日水曜日には日本の貿易収支が発表されます。
10月の貿易収支が発表され、予想は2831億円の黒字となっています。前回は1230億円の赤字だったため、大幅に貿易収支が改善されそうです。

予想通りの結果になれば円高の要因となるでしょう。反対に予想よりも黒字額が小さくなれば、円安方向に動く可能性があります。短期的な値動きはもちろん、中長期的な経済情勢をつかむためにもチェックしておきたい指標です。

南ア・中銀政策金利11月

21日木曜日に発表されるのが南アフリカの中銀政策金利です。
南アフリカ準備銀行が年6回開催する金融政策会合によって決定される政策金利です。

前回の発表金利は6.5パーセント、今回の予想金利も変わらず6.5パーセントです。ただし、南アフリカでは頻繁に政策金利の変更が行われているので注意が必要です。

アメリカ・FOMC議事録

21日木曜日の注目指標がアメリカ・FOMC議事録です。
年8回開催されるFOM議事録の要旨をチェックすることができます。

各委員の見解が発表されるため、FOMCの動向を探る上でも重要な指標と言えます。また、FOMC発表に向けてもチェックしておきたい経済指標です。特に追加緩和に関する意見に注目が集まります。

アメリカ・フィラデルフィア連銀景況指数 11月

21日木曜日、3つ目の注目指標がアメリカ・フィラデルフィア連銀景況指数11月です。製造業について、新規受注、在庫、出荷、支払い価格、雇用の項目がどの程度変化したのかが分かります。

前回の結果は5.6で、今回は6.5と予想されています。結果が良いほど、ドル買いの圧力が強まるでしょう。

アメリカ・中古住宅販売件数 10月

22日金曜日に発表されるのがアメリカ・中古住宅販売件数です。アメリカでは、中古住宅市場のほうが新築住宅市場よりも規模が大きいため、重要な経済指標として注目されています。

今回の予想は、前回の結果538万件を超える549万件となっています。予想以上の結果が発表されれば、ドル買いの動きが見られるでしょう。