【2020年11月4週目】バイナリーオプション相場予測

先週は新型コロナウィルス感染拡大の影響もあり、リスク回避的な円買いが進行しました。
一方でワクチン開発が進展するニュースも見られ、リスクオンオフの市場心理が交錯する形となっています。

予想がやや難しい局面を迎えているため、株式市場の状況、さらには新型コロナウィルス感染拡大のニュースをしっかりとチェックしておきましょう。さらに、中長期的な相場の流れを予測する意味でも、経済指標にも注目です。

11月4週目のバイナリーオプション取引に役立つ相場の動きを予想しているからチェックして取引の参考にしてね。

今週の通貨ペアの動き【11月4週目】

今週の主要通貨ペアの動きはどうなるのでしょうか。新型コロナウィルス感染再拡大のニュースには十分気を付けながらトレードを行っていきましょう。

ドル円の動き

先週のドル円は、日本の新型コロナウィルス感染拡大第３波の影響を受け、下落が継続しました。反発しても叩かれる展開となっており、テクニカル的にも地合いの弱さが見られます。

リスクのオンオフの切り替わりはあるにしても、今週もこの傾向が続くと見て良いでしょう。ただ、下落幅が大きかったことから反発には要注意です。

ユーロ円の動き

先週のユーロ円は、水曜日までは一貫して下落する動きが見られましたが、木曜日以降は反発が見られています。ただ、テクニカル的な地合いの弱さは変わらず、今週も下落傾向になる可能性が高いでしょう。

ユーロ円と関連の大きいドル円やユーロドルの値動きもチェックしながら、「LOW」を仕掛けていきましょう。次の目標は121.8円付近となります。この水準を目標に下落が続く可能性が高いと見られます。

ユーロドルの動き

先週のユーロドルは、週前半は下落が見られたものの、その後は反発しています。しかし、チャートからは上値の重い印象を受けます。

さらに新型コロナウィルスの世界的な感染再拡大の懸念など、ファンダメンタルズ的にも下落リスクの大きい展開が続くと見ていいでしょう。

ポンド円の動き

先週のポンド円は、やや下落傾向が見られたものの、値動きは小さく方向感の乏しい展開が続きました。その分、力を貯めている状態とも解釈できるので、今週は大きな値動きが期待できます。

チャートを見ると上値の重たい印象を受けること、さらには日本の新型コロナウィルス第3波⇒株安⇒クロス円下落の流れが想定されることから、今週も下落傾向が見られる可能性が高いでしょう。

今週の重要経済指標【11月4週目】

今週も米国で多数の重要経済指標が発表されます。コロナショックからの回復度合いや、バイデン新大統領のもと、経済成長の軌道にテイクオフできるのか判断材料となります。

ドイツ・Ifo景況感指数11月

今週まず注目すべき指標が、火曜日に発表されるドイツのIfo景況感指数11月です。ここ数か月は90台前半の発表が続いています。

今回、95以上の数値が発表されれば、ユーロ買いが見られるでしょう。反対に90を割る結果が発表されれば、ユーロ売りが見られる可能性が高まります。

アメリカ・コンファレンスボード消費者信頼感指数 11月

水曜日に発表される注目指標がアメリカのコンファレンスボード消費者信頼感指数です。コロナショック後は80台まで落ち込みを見せていましたが、前回の結果は改定値でも100を上回りました。

前回の結果は100.9、今回は104.０が予想されています。予想通りに良い結果が発表されれば、リスク選好的な値動き、100を割るとリスク回避的な値動きが短期的に見られるでしょう。

アメリカ・耐久財受注 10月

同じく水曜日に発表される指標がアメリカの耐久財受注です。受注金額が大きいため、民間設備投資の先行指標として注目されています。

前回の結果は前月比で1.9%、今回の予想は前月比で0.5%となっています。前月比の結果であるため、0%を割らない限り、リスク回避的な値動きは発生しないでしょう。

アメリカ・PCEデフレータ10月

木曜日に発表される注目指標が10月のPCEデフレータです。物価変動を除いた実質の個人消費支出が発表されます。

前回の結果は前年比で1.4%でした。短期的な値動きはもちろん、今後の消費動向を探る上でも注目したい経済指標です。

アメリカ・新築住宅販売件数 10月

同じく木曜日に新築住宅販売件数が発表されます。景気に対して先行性があることから、アメリカ経済の行方を知る上でも毎回注目されています。

前回の結果は95.9万件と、まずまずの結果が発表されました。今回の予想は96.8万件となっています。100万件以上の結果が発表されればリスク選好的、前回の結果を下回るようであればリスク回避的な値動きが見られるでしょう。