【2020年12月4週目】バイナリーオプション相場予測
今週も米ドルの動きを注目していくと、相場の流れがわかりやすくなります。
ドル売りの要因としては、米国の金融緩和継続、米国経済指標の悪化、欧米市場のリスク選好です。これらの要因を総合的に判断すれば、予測がしやすくなるでしょう。
その他、注目ポイントとしては、英国とEUにおけるブレグジット交渉進展の話題、さらには新型コロナ関連のニュースでしょう。
また今週はクリスマス休暇に入ることもあり、一時的に大きなレートの変動が発生する可能性もあるため注意が必要です。
目次:
今週の通貨ペアの動き【12月4週目】
今週通貨ペアの動きはどうなるでしょうか。ドルの動きを中心に予測を行っていきましょう。
ドル円の動き
先週は104円前後で相場がオープンした後、一貫して値下がり傾向が見られました。木曜日には一時102円台に突入しています。
その後、103円台半ばまで反発しますが戻りは弱く、103.30円付近で越週となっています。テクニカル的な地合いの弱さから、今週も上値の重い展開が予想されます。
一時的な上昇を狙ってLOWを仕掛けていくと上手なトレードができるでしょう。
ユーロ円の動き
先週のユーロ円は①株高⇒リスク選好のクロス円上昇、②ユーロ圏の経済指標の改善によって、レートの上昇傾向が見られました。
ただし、ドル円下落の影響により、上値は抑制されています。今週も上昇傾向が予測されるものの、上値の重い展開が予想されます。
株価の調整局面に入った場合、レートが大幅に下落する可能性が高いので注意が必要です。
ユーロドルの動き
先週のユーロドルは、ユーロ圏の経済指標改善によるユーロ買い、欧米株価上昇によるリスク選好のドル売り、アメリカの経済指標悪化によるドル売りなどから、大幅にレートを上昇させています。
さらにFOMCでアメリカ金融緩和の継続が確認できたころから、一時1.22台後半までレートを上昇させています。その後は反落が見られたものの、下値の堅さが印象付けられています。
クリスマス休暇に入り流動性が低くなるため、フラッシュクラッシュには十分注意が必要です。
ポンド円の動き
先週のポンド円は、ブレグジットに関する英国と欧州の交渉に進展が見られたこともあり、ポンド買いが先行しました。ただ、交渉の先行きは引き続き不透明であるため、今週も慎重なトレードが求められるでしょう。
次に意識される節目は、12月4日につけた高値140.7円です。テクニカル的には、ここを抜けるとさらなるレートの上昇が見られる可能性が高いでしょう。
ブレグジット交渉に関するニュースが入れば大きな変動が予想されます。掛け金を減らすなどして、リスク管理を行うことをおすすめします。
今週の重要経済指標【12月4週目】
今週は米国を中心に重要な経済指標が発表されます。
発表結果によって、ドル売りが進展したり、一時的なドル買いが見られたりするでしょう。指標発表後の値動きを狙っていくためにも、各指標の予想をしっかりとチェックしておきましょう。
アメリカ・中古住宅販売件数11月
今週まず注目したい経済指標が火曜日深夜に発表されるアメリカの中古住宅販売件数です。
前回は685でしたが、ここ最近の米国における指標の結果が良くないことから、今回の予想は前回を下回る670とされています。
予想の670を下回ればドル売り、予想を上回ればドル買いが見られるでしょう。前回の結果を上回れば、一時的に大きな変動もありそうです。
アメリカ・コンファレンスボード消費者信頼感指数12月
中古住宅販売件数12月と同時に発表されるのがコンファレンスボード消費者信頼感指数です。
前回は96.1と数値が悪化しましたが、今回も前回とほぼ同じ97.5と予想されています。
100以上の数値が発表されるなど、大幅な改善が見られればドル買い、反対に前回を下回ればドル売りが見られるでしょう。
アメリカ・PCEデフレータ11月
水曜日の夜に発表される注目指標がアメリカのPCEデフレータです。
前回の結果は前年比で1.2%、前月比で0.1%でした。今回の予想は前年比1.2%、前月比で0.0%となっています。
予想を上回れば、物価上昇⇒実質金利低下⇒ドル売りの流れが見られるでしょう。反対に予想を下回れば、物価下落⇒実質金利上昇⇒ドル買いの流れが見られると予想されます。
アメリカ・耐久財受注11月
PCEデフレータと同時に発表されるのがアメリカ耐久財受注です。
今回は速報値ということで、特に注目が集まります。
前回の結果は1.3%、今回の予想は0.6%とされています。予想を上回ればドル買い、下回ればドル売りの傾向が見られるでしょう。
アメリカ・新築住宅販売件数 11月
木曜日に発表される指標がアメリカの新築住宅販売件数です。
前回の結果は99.9万件、今回の予想もほぼ変わらず99万件となっています。
100万件以上の結果が発表されればドル買いの傾向が、予想を下回ればドル売りの傾向が見られるでしょう。
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