【2019年8月4週目】バイナリーオプション相場予測

今週のバイナリーオプションの予想を紹介します。
先々週の世界的な株安は落ち着きを見せ始めている今、株安や円高ドル安傾向が一服した後、どちらの方向へ動くのかというのが注目ポイントです。

為替レートの値動きを予測することは容易ではありません。
しかし、株価はもちろん、テクニカルポイントや経済指標の結果も考慮しながら、総合的な判断ができれば予測の精度を高めることができます。FXにおける判断材料のポイントをしっかりとおさえておきましょう。

8月4週目のバイナリーオプション相場の動きを予想しているからチェックして取引の参考にしてね。

今週の通貨ペアの動き【8月4週目】

8月19日月曜日～8月23日金曜日まで、各通貨ペアの動きを予測していきます。
先週は先々週の株安の流れがいったんは収まりました。その影響もあり、通貨ペアの多くは上下を繰り返すレンジ相場になっています。今週はどのような相場になるのか、主要通貨ペアごとにチェックしていきます。

ドル円の動き

先週のドル円相場は13日火曜日に大きな反発があり、それまでの下落トレンドの流れに歯止めがかかりました。
14日の水曜日に再び下落の動きがあったものの限定的で、その後は安定的な値動きが見られます。今週の見どころは、数週間続いている下落相場が反転していくのか、それとも再び下落するのかということです。

移動平均線やトレンドラインから判断して、ラインにかかるところまでは反発する可能性が高いでしょう。そのためハイローの「HIGH」で勝負するとよいでしょう。
ただし、ラインにかかるところで円買いドル売りの圧力が強ければ、「LOW」と判断を切り替える必要があります。

ユーロ円の動き

先週のユーロ円は13日火曜日に反発する動きがあったものの、翌日の水曜日に再度下落しています
その後は値動きの方向感を失っている状況です。2018年から下落トレンドが続いていることや、今年の夏ごろから下落トレンドが加速していることを考えれば、今週も「LOW」で勝負すると良いでしょう。

特にレートの最安値が更新されたときには、売りが売りを呼んで、下落幅が大きくなることが考えられます。今後も下落が継続する可能性が大いにあるでしょう。ただし、急な反発には注意が必要です。

ユーロドルの動き

先週のユーロドルの動きを見ておきましょう。12日月曜日以外は日足で陰線が出ています。中長期的な下落トレンドの流れに沿う形で、下落しているので、今週も下落傾向が続く可能性が高いでしょう。

意識されるレートは8月1日に付けた安値1.10268です。ここを割り込むことがあれば、さらに下落相場が加速する可能性があります。こうした理由から、今週も基本は「LOW」で考えておくと良いでしょう。ただ、4日連続で陰線が出たことから、反発する可能性はあるので注意が必要です。

今週の重要経済指標【8月4週目】

今週も重要な経済指標が多数発表されます。先週に続いて、アメリカ関係の経済指標が特に注目です。中古や新築の住宅販売件数、FOMC議事録など、今後の経済情勢を予測できる注目指標は要チェックです。

アメリカ・中古住宅販売件数07月

21日水曜日に発表されるのが、アメリカ・中古住宅販売件数です。市場規模が大きいことから、注目度の高い指標として知られています。また、家具などの耐久財の需要を誘発することから、景気の先行きを占う指標としても知られています。

前回は予想の533万件を下回る527件という結果だったこともあり、ドル円でマイナス5.5pips動きました。今回の予測は538万件で、予想よりも下回ればドル売り、上回ればドル買いの動きがあるでしょう。

アメリカ・FOMC議事録07月

22日木曜日に発表されるのがアメリカ・FOMC議事録です。
年8回開催されるFOMCの議事録の要旨が公表されます。各委員の意見が示されていることから今後のFOMCの動きを探る上で重要な指標になります。

前回はドル円でマイナス5.2pips動きました。今回も為替レートを大きく動かす要因とならない見込みですが、今後の金利政策を予測するためにもチェックしておきたい指標です。

日本・消費者物価指数

23日金曜日に発表されるのが日本の消費者物価指数です。
消費者物価指数では、インフレ傾向にあるのかデフレ傾向にあるのかを知ることができる重要な指標です。消費者物価指数の数値が上昇すればインフレが加速したと評価され、利上げの期待から短期的には通貨が買われます。反対に長期的には通貨安の要因になります。

前回の結果は0.7％、今回は0.6％と予測されています。指標発表時に大きく値動きすることはありませんが、短期的、中長期的な為替レートの動きを予測するのに役立つのでチェックしておきたい指標です。

アメリカ・小売売上高07月

日本の消費者物価指数が発表された日の夜にはアメリカ・新築住宅販売件数07月が発表されます。住宅材需要、耐久財、関連産業への波及効果が大きいため、景気の先行指標として注目されています。

ここ数年の販売件数は増加傾向にあり、今回も前回の60.4万件を上回るのか注目されています。今回の予想は64.5万件となっていて、予想を上回ればドル買い、予想を下回ればドル売りの動きが見られるでしょう。