【2019年8月2週目】バイナリーオプション相場予測

今週のバイナリーオプションの予想を紹介します。先週はFOMCの利下げ発表や雇用統計など、世界中の注目が集まった指標が目白押しでした。これらの指標に加えて、米中貿易摩擦の不安によって、為替相場が大きく変動することになりました。

さて、今週の為替相場はどのようになるのでしょうか。先週のような大きな指標はありませんが、中長期的な値動きを占う上で重要な一週間となるでしょう。ここまでの為替の値動きや、今週発表される経済指標を踏まえて、バイナリーオプションの展望を行っていきます。

今週のバイナリーオプション相場の動きを予想しているからチェックしておいてね。

今週の通貨ペアの動き【8月2週目】

8月5日月曜日～8月9日金曜日まで、各通貨ペアの動きを予測していきます。今週カギとなるのは、FOMCが発表された木曜日からの値動きがどこまで続くかということです。米中貿易摩擦の懸念も高まっているため、国際情勢も意識しながらトレードを行う必要があります。

ドル円の動き

先週の動きを振り返ってみましょう。木曜日にFOMCが発表され、追加的な利下げ予定はないとの声明が出ると、ドル高円安方向に動きました。その後、ダウや日経の値下がりにつられる形でドル安円高方向に動いています。

この流れが続けば、さらにドル円相場は下落するでしょう。基本的には「LOW」でのエントリーが良いでしょう。ただし、2日間で約250pips下落していることを考えれば、ある程度反発する可能性は高いと考えられます。反発に注意しながらのトレードが求められます。

ユーロ円の動き

先週は7月30日火曜日からユーロ円の下落が続いています。
今年1月3日に付けた安値の1ユーロ118.5円を割っていることから、当面はこのレートが意識されるでしょう。

日足のボリンジャーバンドを見ると、マイナス3σ付近にあることから、反発する可能性は十分にあります。ただ、すでに1月の安値を割っていることから、さらなる値下がりの可能性も高いと考えられます。反発する可能性と値下がりが続く可能性の両方を考えながら取引するとよいでしょう。

ユーロドルの動き

先週のユーロドルはFOMC発表後に下落したものの、その後上昇しました。しかし、下落トレンドにあるため、上昇がどこまで続くのか不透明です。テクニカルではトレンドラインの抵抗線や移動平均線のゴールデンクロス出現が意識されそうです。

テクニカルの動きから判断すると、戦略としては「LOW」で考えておくと良いでしょう。ただし、日中貿易摩擦問題や経済指標で流れが変わることもあるので注意が必要です。

今週の重要経済指標

次に今週の重要経済指標をチェックしていきます。今週は中国の貿易収支や消費者物価指数など、世界第二位の経済大国である中国に関する重要指標が発表されます。米中貿易摩擦問題が表面化している中での発表とあって、世界的な注目が集まっています。

アメリカ・ISM非製造業景気指数 07月

週始めに発表される指標がアメリカ・ISM非製造業景気指数です。ISMが全米の非製造業375社へアンケートを行って景況感を表します。前回のドル円変動幅は3.7pipsと大きな値動きはありませんでした。

前回は55.1、今回の予想は55.5となっており、予想通りの数字が発表されれば大きな値動きは無さそうです。ただ、今後のアメリカ経済を予測するうえで重要な指標となるので要チェックです。

豪・中銀政策金利 08月

火曜日にはオーストラリア準備銀行(RBA)が毎月第一火曜日に発表しいている政策金利が分かります。前回は1.00％、今回の予想も1.00％となっており、大きな値動きは見られないと予想されています。

ただし、もし予想と異なる結果が出れば、為替相場に大きな影響を与える可能性があります。今年6月から2カ月連続で続いている利下げが継続されるのか注目ポイントです。

中国貿易収支 07月

8月8日木曜日に発表されるのが中国貿易収支です。7月分の貿易収支が発表されます。前回は3452億元、今回は3095億元と予想されています。数字が良ければ良いほど、その国の通貨が買われやすくなります。

中国貿易収支がダイレクトにドルや円などの主要通貨に影響を与えることは少ないと考えれますが、米中貿易摩擦の影響がどの程度あるのか確認するためにも重要な指標です。さらに、今後の中国経済を占う上でも注目の指標です。

中国消費者物価指数07月

8月9日金曜日に発表されるのが中国消費者物価指数です。前回はドル円でマイナス6.6pips変動しました。今回は前回と同じで2.7％と予想されています。

世界第二位の経済大国である中国の指標ということで、世界経済に与えるインパクトは大きいものです。今後の世界全体の経済状況を占う上でも重要な指標です。

英国・実質ＧＤＰ（速報値） 第2四半期

金曜日の夕方には英国・実質GDPが発表されます。前期比と前年比の予想はそれぞれ、0.0％と1.4％です。特にクロスポンドの為替レートに大きな影響を与えるでしょう。

予想値が外れれば、ポンドだけでなくユーロやドルなどのレートも動かす要因となります。急な為替レートの変動が起これば、ハイローのチャンスとなるので、必ずチェックしておきましょう。