【2021年8月4週目】バイナリーオプション相場予測
8月3週目はリスクオフの相場展開が訪れ、リスク回避のドル買い、円買いが同時に発生したため、ドル円は方向感に乏しく、ユーロドルは下落、クロス円は下落する展開となりました。
今週もリスクオフの展開が続くのか、ひと段落するのか注目しておきましょう。相場の流れを把握するため、大切なことはやはり経済指標の結果をチェックすることです。今週は米国とドイツで重要指標が発表されるので、予想をしっかりチェックしておきましょう。
目次:
今週の通貨ペアの動き【8月4週目】
先週の為替相場で特徴的だったことは、ドル買いと円買いが同時進行したことです。今週もこの流れが継続するのか注目したいところです。
ドル円の動き
先週のドル円相場は、週早々にアフガン情勢の悪化や米国経済指標の不冴えを受け、月曜日に109.1円付近まで下落しました。
その後は、リスク回避のドル買いが強まったことで上昇したものの、上値は限定的でした。ただし、日米間で依然として金融緩和政策の違いがある状況が続いており、ドル買い円売りのトレンドが継続しやすい展開が予想されます。
テクニカル的には上値の重い展開が続いるため、下値を拾っていくイメージでトレードすると良いでしょう。
ユーロ円の動き
先週のユーロ円は、アフガン情勢の悪化や日米株式市場のリスク回避ムードに伴う円買いにより、1週間を通して下落傾向が見られました。
テクニカル的には中長期的な下落トレンドに突入していると判断できます。株式市場で強いリスクオンムードに突入するなどしない限り、今週も弱い展開が続くと考えられます。
株式市場の展開には注意しながら「LOW」を仕掛けていきましょう。
ユーロドルの動き
先週のユーロドルは、戻り目を狙われる形で、売りが先行しました。新型コロナウィルスデルタ株の世界的蔓延、株価調整などファンダメンタルズ的にも短期的に下落材料が多い状況でした。
中長期的にも、金融政策に対する欧米間の姿勢の差があることから、ユーロ売りドル買いの流れが続く展開が想定されます。
もう一段大きく下げる展開が想定されるので、ハイロー絶好のチャンスとなるでしょう。
ポンド円の動き
先週のポンド円は英国雇用統計で良好な結果が発表されるなど、ポンド買いの材料があったものの、1週間を通して下落傾向が見られました。
ポンド円下落の要因となっている円買いがどこまで続くのか注目したいところです。日足レベルでは三尊天井のチャートパターンが出現しており、テクニカル的にはさらなる下落リスクが警戒されます。
先週の下落幅が大きかったことから、一旦の上昇には注意が必要です。
今週の重要経済指標【8月4週目】
今週も経済指標の発表結果が為替相場の流れを左右する展開が予想されます。米国の指標を中心に、前回の結果と予測をチェックしていきましょう。
アメリカ・中古住宅販売件数7月
今週はじめの注目指標は月曜日発表のアメリカ・中古住宅販売件数です。前回6月の結果は586万件でした。今回の予想は584万件となっています。
予想以上の結果でドル買い、予想以下の結果でドル売りとなるでしょう。景気に対する先行性が高い指標なので、米国景気を予測する上でもチェックしておきたい指標です。
アメリカ・新築住宅販売件数7月
火曜日発表の経済指標がアメリカの新築住宅販売件数です。前回の結果は67.6万件でした。ここ数か月は減少傾向が続いていることもあり、今回の予想は70万件となっています。
予想を上回れば短期的なドル買い、下回れば短期的なドル売りが見られるでしょう。予想の70万件という数値を常に頭に入れておきましょう。
ドイツ・Ifo景況感指数8月
水曜日発表の重要指標はドイツのIfo景況感指数です。今回は8月の結果が発表されます。前回の結果は100.2、今回の予想は100.8となっています。
予想を上回ればユーロ買い、下回ればユーロ売りとなるでしょう。ユーロ圏の景気動向を探る上でもチェックしておきたい指標です。
アメリカ・耐久財受注(速報値)7月
同じく水曜日発表の注目指標がアメリカの耐久財受注です。前回6月の結果は前月比でプラス0.9%でした。今回7月の予想は前月比マイナス0.3%となっています。
プラスの結果が発表されればドル買い、予想通りマイナスの結果が発表されればドル売りの傾向が見られるでしょう。
アメリカ・PCEデフレータ7月
金曜日発表の経済指標がアメリカのPCEデフレータです。テーパリング時期を予測するためにも、チェックしておきたい指標です。
前回の結果は前月比プラス0.4%、今回の予想は前月比プラス0.3%です。予想を上回れば物価上昇⇒早期テーパリング⇒ドル買い、反対に下回ればドル売りの流れが見られるでしょう。
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