【2019年10月4週目】バイナリーオプション相場予測

今週10月21日月曜日～10月25日金曜日までの相場予測を行っていきます。
先週の主通貨ペアの動きをチェックすると、ユーロの強さが目立ちました。今週は欧州中央銀行(ECB)やドラギECB総裁の定例会見もあるので、そちらにも注目です。

一方でドル円では値動きの方向を予測するのが難しくなっており、慎重に値動きを見守っていく必要があります。
貿易統計やアメリカの新築、中古住宅販売件数など、重要な経済指標も値動きを予測するうえで重要な判断材料となるでしょう。

10月4週目のバイナリーオプション取引に役立つ相場の動きを予想しているからチェックして取引の参考にしてね。

今週の通貨ペアの動き【10月4週目】

今週の通貨ペアの動きで注目なのは何と言ってもユーロです。
対ドル、対円などでユーロが強くなっています。今週もその流れが続く可能性が高く、トレードで利益を出すチャンスとなります。

ドル円の動き

先週のドル円は108.5円という投資家が意識する水準を上抜けしました。しかし、その後失速して108.5円を下回っています。今週はどこかで値を切り上げて、再び上昇局面に入るのか、108.5円付近を上値にして下落局面に入るのか予想が難しいところです。

ハイローの「HIGH」か「LOW」、どちらの戦略をとるのか事前に決めておくよりも、週の前半は様子を見て、方向感が定まってきたらトレンドに従ってハイローの取引を行うとよいでしょう。

ユーロ円の動き

先週のユーロ円は一貫して値上がり傾向にありました。
中長期的に続いている下落トレンドが一段落したという市場の見方が強いため、今週も上昇局面が続く可能性が高くなります。

ハイローでは基本的に「HIGH」の戦略が良いでしょう。
ただし、上昇局面が長く続いていることから、利益確定売りには要注意です。高値つかみを避けるために、押し目を狙ってトレードするという手法も有効です。

ユーロドルの動き

先週のユーロドルは水曜日から上昇が続き、意識される値である1.11を大きく超えてきました。
中長期的な下落トレンドから上昇トレンドへ転換したと見てよいでしょう。週も上昇トレンドが続く可能性が高く、ハイローの「HIGH」を選択するとよいでしょう。

ただし、大幅な値上がりの後の利益確定売りには気を付けて慎重にトレードする必要があります。また、次に意識される値の1.12付近では、売り圧力が強まることもあるので要注意です。

今週の重要経済指標【10月4週目】

今週の重要な経済指標をチェックしていきます。
今週も重要な経済指標がいくつか発表されます。特に>欧州中央銀行(ECB)の政策金利やドラギECB総裁の定例会見にも注目が集まります。

日本・貿易統計

まずチェックしておきたい経済指標21日月曜日に発表される日本の貿易統計です。
通関統計とも呼ばれ、税関を通過したときに提出された書類をもとに作成される指標です。

貿易の商品の種類、量、金額を把握しているため、貿易状況を調べるうえで有効になります。季節調整済みで前回は1363億円の赤字、今回は赤字が1906億円まで膨らむ見込みとなっています。

アメリカ・中古住宅販売件数

10月22日火曜日にはアメリカの中古住宅販売件数が発表されます。前回の結果は549万件、今回の予想は545万件となっています。新築住宅販売件数が販売決定時点でのデータを使用するのに対して、中古住宅販売件数では所有権移転時のデータを利用します。

そのため、1～2か月ほど実情の反映が遅れると言われています。ただ、耐久財への需要を誘引するなど、景気に対する先行性があるため、注目度が高くなっています。ドル円やユーロドルなど、ドルを含む通貨ペアに大きな影響を及ぼすでしょう。

欧州中央銀行(ECB)政策金利

今週もっとも注目度の高い指標が欧州中央銀行(ECB)の政策金利発表です。
指標発表時にはユーロはもちろん、ユーロ以外の通貨にも大きな影響を与えます。2016年から続く0％金利が今回も発表される見込みです。

理事会後には欧州中央銀行(ECB)総裁、ドラギ氏による定例記者会見も発表されます。今後の政策金利変更を示唆する発言などがあれば、市場が大きく動くことがあります。政策金利と合わせて定例会見も注目したいところです。

アメリカ・新築住宅販売件数

10月24日木曜日の注目指標はアメリカの新築住宅販売件数です。
全米の一戸建て、コンドミニアム、共同住宅を含む新築住宅の販売件数や販売価格が発表されます。前回は前月比で＋7.1ポイントでした。発表直後、ドル円で＋7pips変動する結果となりました。

今回の予想は－2.0と予想されています。数値が悪化するという予想通りの発表が行われれば、ドル売りの傾向が見られるでしょう。予想よりも結果が良ければドル買いの傾向が、予想よりも結果が悪ければドル売りの結果が見られるでしょう。

アメリカ・耐久財受注9月

10月24日木曜日に発表されるもう一つの注目指標がアメリカ・耐久財受注です。耐久年数が3年以上あると定義された家具や自動車の新規受注額をアメリカ商務省経済分析局が国内の製造業約4000社を対象に集計した指標です。

前回の結果は前月比で＋0.2％でした。今回の発表で結果が良ければドル買い、悪ければドル売りの傾向が見られるでしょう。