【2019年7月3週目】バイナリーオプション相場予測

今週のバイナリーオプションの予想を紹介します。
ここ数週間の為替相場を見ると、どの主要通貨ペアも中長期的には大きな方向感はなく、2,3日で相場の流れが転換しています。どちらかというとレンジ相場に近い形で、値上がりしたり値下がりしたりしています。今週もその流れが継続されると考えられます。

指標に目を向けると、中国の実質GDPの発表など、注目の経済指標発表が待っています。
特に予想と発表の乖離に注目すると、指標発表直後の値動きがつかみやすくなるでしょう。今週も各通貨ペアの動きと重要指標について紹介していきます。

今週のバイナリーオプション相場の動きを予想しているからチェックしておいてね。

今週の通貨ペアの動き【7月3週目】

まずは主要通貨ペアの動きについて見ていきます。国内海外ともに取引量の多い通貨ペアであるドル円、ユーロ円、ユーロドルの動きを、先週からの流れとともにチェックしておきます。

ドル円の動き

先週のドル円の動きを見ると、月曜日、火曜日ともに上昇しました。109円まで上昇したところでその後下落、現在は107.9円付近で推移しています。

109円で円売ドル買いの圧力がかかり、その後100pips以上下落したところを見ると、ここから高値を更新していくとは考えにくいでしょう。上昇したとしても109円付近が限界と考えられます。そのため、ハイローでは「LOW」を基本的な戦略と考えるのが妥当です。

その一方、大きく下落していくことも考えにくく、107円付近がサポートになるでしょう。107円～109円付近をレートが行ったり来たりするレンジ相場になる可能性が高く、それに合った戦略が必要になります。

ユーロ円の動き

先週の動きを見ると、月曜日から木曜日までは小刻みに円安ユーロ高の傾向があり、ユーロ円は上昇ました。
金曜日にその動きを帳消しにするような下落があり、現在ユーロ円はレンジ相場になっています。

レンジ相場の上限下限は6月に入ってから続く動きから、121円～123円と判断されます。
レンジ相場では値動きを予想するのは難しいものの、上限下限で反発する性質を予想に反映させることができます。

上限付近では「LOW」、下限付近では「HIGH」を選択するのが妥当でしょう。今週はユーロ円に大きな影響を与える指標がないことから、この戦略で行くのがベストだと考えられます。

ユーロドルの動き

ユーロドルは水曜日から上昇が続いています。テクニカル指標からも上昇のサインが見られるため、「HIGH」で勝負するとよいでしょう。6月下旬に高値を更新した1.14付近まで値上がりする可能性もあります。

ただし、6月下旬の高値更新後、下落が大きかったことを考えると、1.14を高値更新するほどの勢いは無いと考えられます。基本は「HIGH」で考え、1.14付近では様子を見ながら「LOW」を選択するのも一つの手です。

今週の重要経済指標

次に今週の重要経済指標を紹介します。今週は世界経済へ大きな影響を与える中国のGDPなど、重要な経済指標が発表の予定です。一瞬で大きな値動きが発生する可能性もあるので、ハイローでは大きなチャンスとなります。

中国・実質GDP第2四半期

週はじめに発表されるのが、中国・実質GDP第2四半期です。前年比の予想は6.2％です。GDP世界2位ということもあり、世界経済へ与えるインパクトが大きなものになります。

為替相場の影響を見ると、中国人民元だけでなく、香港ドル、台湾ドル、さらには米ドルや日本円など、幅広く影響を及ぼす可能性があります。予想よりもよければ、世界経済へより良い影響を及ぼすと考えられるので、ドル買いが進むと考えられます。

英国・雇用統計06月

火曜日に発表される重要指標が英国・雇用統計です。雇用統計はイギリス国家統計局(ONS)によって、新規保険申請件数や失業率と同時に発表されます。

議事録なのでFOMC発表時に比べると重要度は下がることに加え、重要なアナウンスが無ければ大きく値動きしません。しかし、中長期的な相場を予想するのに役立つため、必ずチェックしておきたい指標です。

前回の失業率は3.1%、失業保険申請件数は2.32万件で、ドル円で6.0pipsの動きがありました。この数字が改善、つまり小さくなれば英国の通貨、ポンドが買われるでしょう。また、世界経済へ良い影響があることから、ドル円では円安方向へ値動きすると予測されます。

アメリカ・小売売上高06月

今週もっとも通貨レートに影響力を与えそうなのが、7月6日(火)に発表されるアメリカ・小売売上高06月今週もっとも通貨レートに影響力を与えそうなのが、7月6日(火)に発表されるアメリカ・小売売上高06月です。前回の発表時はドル円で12pipsを超える値動きがありました。前回の数値を見ると、0.5％の改善で、円安ドル高方向へ値動きしました。

今回の予想は0.2％となっており、前回ほど大きく値動きしない可能性があります。ただし、結果が予想を上回れば大きくドルが買われ、反対に予想を下回ればドルが売られる動きも考えられます。

アメリカ・新規失業保険申請件数07/07～07/13

7月18日(木)に発表されるのがアメリカ・新規失業保険申請件数です。大きな値動きが見られることもあるため、要チェックの指標です。前回は20.9万件で、予想の22万件を下回ったことから、ドル円で13pips円安ドル高方向に値動きしました。

今回の予想は21.5万件です。前回と大きく変わらないため、予想通りに動けば大きく値動きすることはないでしょう。ただし、予想よりも改善されればドル高方向に、予想よりも悪化すればドル安方向に大きく動く可能性もあるので注意が必要です。