【2019年7月4週目】バイナリーオプション相場予測

今週のバイナリーオプションの予想を紹介します。ここ数週間の為替相場の動きを振り返ると、方向感に乏しく値動きの予測が難しくなっています。先週はアメリカの株安などの影響もあって、18日木曜日にドル売りの大きな値動きがありました。

しかしその動きは限定的という見方もあり、今週も値動きの方向を掴むのが難しくなると予測されます。
ただ数分単位といった短期的な流れを見ると、経済指標の発表結果次第で相場の流れがつかみやすくなる可能性があります。今週も主要通貨ペアの予測と発表される経済指標について見ていきます。

今週のバイナリーオプション相場の動きを予想しているからチェックしておいてね。

今週の通貨ペアの動き【7月4週目】

今週7月29日(月曜日)～8月2日(金曜日)までの値動きを予想していきます。先週はドル買いの動きがあり、ドル円では上昇基調に、ユーロドルでは下落基調にありました。そうした動きを参考にしながら、今週の値動きを予測していきましょう。

ドル円の動き

先週の動きを見ると、水曜日以外は一貫して上昇が続いています。先週のクローズ時で108.7円付近です。過去のチャートを見ると、7月10日に付けた109.0円が次に意識されそうです。

109.0円が抵抗となる可能性が高いですが、そこを抜ければ本格的な上昇トレンドが発生する可能性が高まります。109円を上に抜ければ「HIGH」で勝負するとよいでしょう。反対に109.0円の抵抗が強ければ、レンジ相場となるため「LOW」で勝負するのがベストです。

ユーロ円の動き

先週の前半は下落局面だったものの、25日(木曜日)に反発した結果、週始めと同じレートで終わりました。
ただ、サポートとなる121円を割り込んでいることから、テクニカルではさらに下落する可能性が高いと判断されます。

先週の流れから基本的には「LOW」で勝負を考えるとよいでしょう。
ただし、今週はユーロ圏の経済指標が多数発表されることから、発表された数値次第では予想とは反対方向に動くこともあります。指標を見ながら柔軟に対応することが求められるでしょう。

ユーロドルの動き

先週のユーロドルは下落基調にありました。特に23日火曜日には50pips下げる結果となりました。移動平均線などのテクニカル指標からも下落局面のシグナルが出ています。基本的には「LOW」で考えておくと良いでしょう。

ただし、先週大きく値下がりしたことを考えると、どこかで反発が起こる可能性があります。日足のボリンジャーバンドを見ても、マイナス2σ付近にあることから反発の可能性を頭に入れておく必要があります。

今週の重要経済指標

次に今週の重要経済指標をチェックしていきます。今週もアメリカを中心に重要な指標が発表されます。短期的な値動きはもちろん、中長期的な相場に影響を与える場合もあるので、しっかりとチェックしておきましょう。

アメリカ・中古住宅販売件数 06月

今週の重要指標の中で、火曜日に発表されるのがアメリカ・中古住宅販売件数06月です。一見すると新築住宅の販売数に比べて重要度が低そうですが、アメリカでは中古住宅の市場規模が新築住宅の市場規模を大きく上回っていることから、市場の注目もその分大きくなっています。

中古住宅販売件数の前回5月の数値は534万件でした。今回は前回とほぼ同じ535万件と予想されています。予想通りに発表されれば、大きな値動きはない見込みです。しかし、景気を予測するうえで重要な指標の一つと認識されているので、要チェックです。

アメリカ・新築住宅販売件数 06月

アメリカ・中古住宅販売件数が発表された翌日にアメリカ・新築住宅販売件数が発表されます。住宅関連産業への影響が大きいことから、毎回注目されている指標です。前回は62.6万件と予想の68.4万件を大きく下回ったことから、ドル円で14.1pips円高ドル安方向に値動きしました。

今回の予想は65.9万件と前回を上回る見込みです。予想通りの数値が発表されれば、やや円安ドル高方向に動くと予測されます。予想を上回れば円安ドル高方向に、予想を下回れば円高ドル安方向に動くでしょう。

ドイツ・Ifo景況感指数 07月

25日(木)にはドイツの景況感指数が発表されます。Ifo経済研究所がドイツ国内の9000社にアンケート調査を行うことで、景況インデックスが作成されます。

ドイツ国内の景気指標として注目される指標で、特にユーロに影響を与えます。ユーロ円やユーロドルなど、クロスユーロの通貨ペアを取引する場合はチェックが必要となるでしょう。

ユーロ・ECB政策金利 07月

ドイツの景況感指数と同じくユーロに影響を与えそうな指標が、木曜日夜に発表されるユーロ・ECB政策金利です。欧州中央銀行(ECB)の理事会によって決定される政策金利が発表されます。

前回と同様に今回も0.00%の予想となっています。前回は予想通りの発表となり、ドル円の値動きは－4.5pipsでした。今回も予想通りの発表となれば、プラスマイナスで5pips以内に収まる可能性が高くなっています。

アメリカ・耐久財受注 06月

ECB政策金利07月のすぐ後に発表されるのがアメリカ・耐久財受注（速報値） 06月です。自動車や家具など耐久財に関して、4000社の新規受注額を集計した数値です。特に民間設備投資の先行指標として注目されています。

前回は予想値を下回ったこともあり、ドル円で3.3pips下落しました。今回の予想は0.8％で、予想を下回ればドル売り、予想を上回ればドル買いの傾向が見られるでしょう。