【2020年2月4週目】バイナリーオプション相場予測
2月24日月曜日から2月28日金曜日までのバイナリーオプション相場予測を行っていきます。
今週の焦点は、新型コロナウィルスなどのリスク要因がどれだけ市場に影響を及ぼすのかということでしょう。
好調なNYダウや米ドルの勢いがどこまで続くのか、またリスク要因の影響はどの程度なのかということを中心に為替市場の予測を行っていきましょう。経済指標についても、アメリカ関連のものが数多く発表されるので要チェックです。
目次:
今週の通貨ペアの動き【2月4週目】
今週の通貨ペアの動きはどうなるのでしょうか。先週目立った動きをしたのは日本円です。新型コロナウィルスのリスクがあったにも関わらず、これまで安全資産として考えられてきた円の買いは進みませんでした。
反対にドル買い円売りと、ここ数年では見られない値動きが確認できます。今までのパターンが通用しなくなっていることを頭に入れてトレードする必要がありそうです。
ドル円の動き
先週のドル円の動きを振り返ると、水曜日にそれまでの節目と考えられていた1ドル110円を一気にブレイクしまし、一時112円に到達する動きもありました。
今週も円安ドル高の動きは続くでしょう。
ただし、円安を避けたいトランプ大統領の意向をある程度市場が予測すると考えられるので、上昇一辺倒とは行かないでしょう。ですがハイローでは「HIGH」で問題なさそうです。
円安ドル高の動きが強いため「HIGH」
ユーロ円の動き
先週のユーロ円は、火曜日までは下落基調にありましたが、その後円売りが進んだことにより、一時121.5円付近まで一気にレートが上昇しました。
前述したように、リスクが高まったとき円が以前と異なる動きを見せているため、予想が難しい展開となっています。いったん様子見するというのも賢明な選択肢と言えるでしょう。
予想が困難のため様子見を推奨
ユーロドルの動き
先週のユーロドルは火曜日までは下落局面が見られましたが、その後は反発する動きが出ています。
金曜日に大きく反発したことから、今週は戻り目売りのオーダーが入りそうです。NYダウの動きを慎重にチェックしながら、ハイローでは「LOW」を仕掛けていくと良いでしょう。
戻り目売りのオーダーが入りそうなので「LOW」
今週の重要経済指標【2月4週目】
今週も重要な経済指標が発表されます。
特にアメリカの実質GDPなど、アメリカ関連の重要指標が多数発表されます。NYダウの勢いを予測するためにも、ぜひチェックしておきましょう。
そのほかの指標も発表後のレートに影響を与えるほか、中長期的な相場にも影響を与えることがあるので、しっかりとチェックしておきましょう。
ドイツ・Ifo景況感指数2月
今週まず注目したいのは月曜日に発表されるIfo景況感指数です。
ドイツの5大研究所のひとつ、Ifo経済研究所が全ドイツの9000社を対象にアンケート調査を行うことにより作成する景況インデックスです。
指数は100が基準で、昨年度からドイツ経済の不調が反映され、指数は100を割り続けています。今回は前回の95.9をさらに下回る95.0と予想されています。
アメリカ・コンファレンスボード消費者信頼感指数2月
水曜日に発表される注目指標が、2月のアメリカのコンファレンスボード消費者信頼感指数です。
消費者に対するアンケートによって消費者のマインドが指数化されます。
100が基準ですが、ここ数年はアメリカ経済の好調を受け、基準を大幅に上回る値が発表されています。前回の結果は131.6、今回の予想は132.5となっています。結果が良いほどドル買いが進行するでしょう。
アメリカ・新築住宅販売件数1月
木曜日に発表される指標が、アメリカの新築住宅販売件数です。
新築住宅の販売は耐久財への需要を誘うこと、建築資材需要から関連産業への波及が大きいことなどから、景気に対して先行性があると言われています。
ここ数年の発表数値は右肩上がりが続います。前回の結果は69.4万件、今回の予想は前回を上回る71万件となっています。
アメリカ・耐久財受注 1月
木曜日2つ目の注目指標がアメリカの耐久財受注です。
アメリカの商務省経済分析局が国内の製造業4000社を対象に集計した指標です。
前回の結果は2.1%、今回の予想は2.2%となっています。結果が良ければ良いほど、ドル買いが進みそうです。
アメリカ・実質GDP第4四半期
27日3つ目の注目指標はアメリカの実質GDP第4四半期です。
前回の発表時にはドル円で5.6pips動きました。今回も短期的な値動きはもちろん、中長期的なアメリカ経済の行方を占う上で重要な指標となります。
前回はコア・前月比で予想の0.5%を上回る0.7%という結果が発表されたため、ドル円で10pips近い変動がありました。今回の予想はコア・前月比で0.4%となっています。予想が外れると、指標発表後に大きな値動きがあるので注目しておきましょう。
アメリカ・中古住宅販売成約指数1月
金曜日に発表の注目経済指標がアメリカの中古住宅販売成約指数です。
アメリカでは中古住宅の契約が結ばれてから引き渡しまで1か月~2か月の期間を要します。契約から引き渡しまでの期間にある物件を集計して、成約指数として発表されます。
引き渡し時の数値が発表される中古住宅販売件数の先行指標としても注目が集まります。前月比の数値が発表され、前回は4.9%、今回の予想は2.0%となっています。
アメリカ・PCEデフレーター1月
金曜日に発表されるもう一つの注目指標がアメリカのPCEデフレーターです。
物価変動を表し、実質の個人消費支出を算出するのに使用されます。
インフレターゲットの対象やFOMCによる経済見通しにも利用される注目の指標です。前回の結果は前年比で1.6%、コアの前年比も1.6%、コアの前月比で0.2%でした。今回も数値に大きな変化はない見込みです。
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