【2020年3月1週目】バイナリーオプション相場予測
3月2日月曜日から3月6日金曜日までのバイナリーオプションの相場予測を行っていきます。
今週も新型コロナウィルスが原因でリスクオフの流れが続くと見られています。世界的な問題に広がった今、解決の糸口は見えるのでしょうか。
世界的な株安にも注目したいところで、株価の流れは変わるのか、それはいつ頃になるのか、それに伴った為替相場の変化にも注目です。一方で経済指標においては、アメリカの雇用統計の発表が注目されています。
目次:
今週の通貨ペアの動き【3月1週目】
今週の通貨ペアの動きはどうなるのでしょうか。先週、リスク回避時にみられるここ数年の値動きが戻ってきました。円は買われ、ドルは売られため、ドル円は108円を割る展開になっています。
今週はこうした動きが継続するのか、それともどこかで流れが変わるのか、注目したいところです。
ドル円の動き
先週のドル円は一貫して値下がり傾向にありました。週初めのうちは111円台後半だったのが、週終わりには108円を割り込むまでドル安円高が進行しました。ボラティリティは非常に大きいため、リターンが期待できる一方でリスクも大きい展開になっています。
今週も下落相場になる可能性が高く、ハイローでは「LOW」が有効になるでしょう。
ただし、反発には要注意です。戻り目を狙うイメージで取引を行うとよいでしょう。
下落相場になる可能性が高いため「LOW」
ユーロ円の動き
先週のユーロ円は、木曜日までは上昇したり下落したりする展開となっていましたが、金曜日に大幅に下落しました。中長期的にはレンジ相場と判断することができ、金曜日にはレンジの下限1ユーロ118.5円まで下落しています。
レンジの下限を割ってくると、下落が加速する可能性もあります。ハイローでは、レンジの下限付近で「HIGH」、下限を割り込んだら「LOW」で勝負したいところです。
レンジの下限付近で「HIGH」、下限を割り込んだら「LOW」
ユーロドルの動き
先週のユーロドルはドル買いが進んだため、一貫して上昇局面となりました。値上がりが続き、1.105を突破しています。
今週もリスクオフの流れが継続すれば、さらなる上昇が見られるでしょう。
ニューヨーク市場の動向も注視しながら、ハイローでは「HIGH」で勝負するとよいでしょう。新型コロナウィルス解決の兆しが見えたら、反転する可能性もあるので、注意しながらトレードしてください。
リスクオフの流れが継続しそうなので「HIGH」
今週の重要経済指標【3月1週目】
今週も重要な経済指標が発表されます。中でも注目の指標は金曜日のアメリカ・雇用統計です。
新型コロナウィルスの問題が大きくなっていますが、雇用統計も短期的な値動きはもちろん、中長期的な値動きに影響を及ぼす要因となるでしょう。
そのほかの指標も発表後のレートに影響を与えるほか、中長期的な相場にも影響を与えることがあるので、しっかりとチェックしておきましょう。
アメリカ・ISM製造業景気指数2月
今週まず注目したいのは火曜日に発表されるアメリカ・ISM製造業景気指数です。
全米の製造業350社に行ったアンケート調査から、景況感を表す指標です。発表数値が50を上回れば好況、50を下回れば不況と判断することができます。
アンケート調査内の雇用項目は雇用統計の先行指標として、アンケート調査全体では景気の先行指標として注目されます。前回の結果は50.9、今回の予想は50.5となっています。結果が良いほど、ドル買い傾向となります。
アメリカ・ADP雇用者数2月
水曜日発表の注目指標がアメリカのADP雇用者数です。
民間の給与計算代行業者ADP社が調査を行い、月ごとの雇用者数の増減が発表されます。雇用統計のうち、非農業部門雇用者数と関連が強いことから、雇用統計の先行指標として知られています。
前回は予想の15.7万人を上回る29.1万人という数値が発表されたため、前回の指標発表後には、ドル円で5.1pips変動しました。今回の予想は17万人となっています。雇用統計を予測するためにも注目したい指標です。
アメリカ・ISM非製造業景気指数2月
木曜日に発表される注目指標が、アメリカのISM非製造業景気指数です。
非製造業の割合が高い雇用統計と関連が高いとされ、雇用統計よりも先に発表される場合、同統計の先行指標として注目されます。
前回の結果は55.5で、今回の予想は55.1となっています。予想と大きな乖離があれば、ドルストレートの通貨ペアに影響を与えるでしょう。また、今回は雇用統計よりも先に発表されるので、雇用統計の予想を行うためにも注目しておきたい指標です。
アメリカ・雇用統計2月(非農業部門雇用者数)
今週もっとも注目すべき指標は、金曜日に発表されるアメリカの雇用統計です。
前回は良い結果が出たものの、予想に織り込み済みであったため、発表後はあまり大きな値動きはありませんでした。
前回の発表は22.5万人、今回は前回よりやや減少の18.5万人と予想されています。指標発表後はもちろん、その後の相場も変化させる可能性があるので、要チェックです。予想よりも良ければドル買い、悪ければドル売りの傾向が見られるでしょう。
アメリカ・雇用統計2月(失業者率)
雇用統計では非農業部門雇用者数に加えて失業率も発表されます。前回は雇用者数の数値が良かったものの、失業率が0.1パーセント悪化していたため、一時的にドル売りが進行しました。
前回の結果は3.5パーセント、今回の予想は3.6パーセントです。失業率も相場に影響を与える要因です。あわせてチェックしておきましょう。
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