【2020年3月2週目】バイナリーオプション相場予測
3月9日月曜日から3月13日金曜日までのバイナリーオプションの相場予測を行っていき ます。いまだ新型コロナウィルス問題の出口が見えない中、先週はリスクオフの相場が続きました。今週もその流れが続く見込みです。
先週の流れとしては、世界的な株安と同時にドル売り、円買いの傾向が見られています。ドル円では一時105円を割る場面もありました。一方、経済指標でもECB政策金利など、注目の指標が目白押しです。
目次:
今週の通貨ペアの動き【3月2週目】
今週の通貨ペアの値動きを見ていきます。やはり注目は新型コロナウィルス問題の動向でしょう。先週までの流れが継続するのか、それとも値戻しが見られるのか注視したいところです。
ドル円の動き
先週のドル円は週初めに値上がりする場面も見られましたが、週半ばからコロナウィルス問題の深刻化とともに大幅かつ継続して下落する展開となりました。
今週もこうした展開が続くのか見守りたいところですが、コロナウィルス問題解決への糸口が見られなければ、さらに下落する可能性が高くなります。ただし、先週の下落幅が大きかったことから、反発する可能性を考えながら「LOW」で勝負する必要があります。
下落相場が続く可能性が高いため「LOW」
ユーロ円の動き
先週のユーロ円は月曜日に大きな反発が見られ、200pipsほど値上がりしました。その後、世界各地におけるコロナウィルス問題の深刻化とともに、リスク回避から円買いの状況が続いています。
ただ、数週間単位で見ると118.5円~121.5円の範囲でレンジ相場を形成しており、先週もレンジ内に収まっています。現在のレートはレンジの下限付近にあるので、「HIGH」で勝負してもよいでしょう。反対にレンジの下限を割り込んだら、「LOW」で勝負しましょう。
レンジの下限を割り込んだら「LOW」
ユーロドルの動き
先週のユーロドルは一貫して上昇傾向にありました。日足を見ると、水曜日以外はすべて陽線が出ています。新型コロナウィルス問題に進展がなければ、今週も同じような展開が続くと見られます。
ただし、先週までの上昇幅が大きいことから、利益確定の決済などによる調整が入る可能性があります。その点には十分気を付けながら、押し目を狙っていくイメージで「HIGH」を仕掛けていきましょう。
押し目を狙っていくイメージで「HIGH」
今週の重要経済指標【3月2週目】
今週も重要な経済指標が発表されます。中でも注目なのはECB政策金利です。先日、FRBが政策金利の緊急利下げを決定しました。ECB政策金利もそれに続くことがあれば、相場に大きな影響を及ぼすでしょう。
そのほか、日本の国際収支やユーロの実質GDP、アメリカの消費者物価指数などの注目指標をしっかりチェックしておきましょう。
日本・国際収支1月
今週まず注目したい経済指標は月曜日に発表される日本の国際収支です。
今回は1月分の数値が発表されます。
前回の結果は5240億円で、今回は5810億円と予想されています。短期的に大きく値動きするわけではありませんが、今後の経済情勢を予測する上で参考になる指標なので、しっかりとチェックしておきましょう。
日本・GDP2次速報値第4四半期
日本の貿易収支と同時に発表されるのが日本のGDP2次速報値です。
今回は第4四半期の変動値が発表されます。前回の結果は前期比でマイナス1.6%、前期比年率でマイナス6.3%、GDPデフレーターでは前年比でプラス1.3%でした。
今回の予想は前期比でマイナス1.7%、前期比年率でマイナス6.6%と、前回よりも若干悪化すると見られています。一方でGDPデフレーターは前回と同じ1.3%です。結果が悪ければ悪いほど円買い、良ければ良いほど円売りの傾向が見られるでしょう。
アメリカ・消費者物価指数2月
水曜日にはアメリカの消費者物価指数が発表されます。
今年2月の前月比、前年比の変動値がそれぞれ発表されます。また、物価変動の激しい食品やエネルギー価格を除いたコア部分の指数も同時にチェックすることができます。
前回の結果は前月比でプラス0.1%、前年比でプラス2.5%でした。コアもほぼ同じ水準だったのでここでは省略します。今回の予想は前月比で0.0%、前年比でプラス2.2%と大きな変化は見られない予想となっています。
アメリカ・週間石油在庫統計2/29~3/6
同じく水曜日に発表される注目指標がアメリカの週間石油在庫統計です。
エネルギー情報局(EIA)によって原油、ガソリン、留出油などについて、毎週の石油在庫状況が発表されます。
前回の値は原油在庫がプラス78.4万バレル、ガソリン在庫がマイナス433.9万バレル、留出油在庫がマイナス400.8万バレルでした。前回は数値が良くなかったことで、指標発表直後、ドル円で10pips以上値下がりしました。今回の結果にも注目が集まります。
ユーロ・ECB政策金利3月
木曜日に発表されるのがユーロ・ECB政策金利です。新型コロナウィルス問題の収束の出口が見えない中、政策金利の変更があるのか注目したいところです。
ECBの政策金利は2016年からゼロ金利が続いています。今回も変更なしの金利ゼロが発表されると予想されていますが、仮に利下げが発表されるとユーロが大幅に下落するだけでなく、すべての通貨ペアに大きな影響を与えそうです。
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