【2020年4月3週目】バイナリーオプション相場予測
4月13日月曜日から4月17日金曜日までのバイナリーオプションの相場予測を行っていきます。
ここ数日、新型コロナウィルス問題による市場の混乱が少し落ち着き始めた形になっています。そのため、短期的なボラティリティを狙うだけでなく、中期的なトレンドをしっかりと見極めていく必要があるでしょう。
また、経済指標ではアメリカと中国の重要経済指標が多数発表されます。
新型コロナウィルス問題が深刻化するアメリカと、収束の動きが見られる中国で、どのような数値が発表されるのか注目したいところです。
目次:
今週の通貨ペアの動き【4月3週目】
先週の為替レートは、これまでよりもボラティリティの落ち着きが見られています。テクニカル的に値動きを予測することが難しい局面と言えるでしょう。
いま一度、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両面から、中長期的な値動きの方向性を見極めていく必要がありそうです。
ドル円の動き
先週のドル円は月曜日に109.4円付近に到達した後、緩やかに下落しました。先週108.423円でクローズしています。今週はどちらに動くか予想が難しい展開となっていますが、ここ数日ボラティリティが小さかったことから、力をためている状態と判断できます。
そのため、次に大きく値動きした方向に、押し目や戻り目を狙うようにエントリーすると良いでしょう。
押し目や戻り目を狙うようにエントリー
ユーロ円の動き
先週のユーロ円は値上がり傾向にありましたが、119円での売り圧力が強く、それ以上高値を更新することはありませんでした。
テクニカルからは、値下がりする可能性が高いと判断できます。119円をレジスタンスに積極的に「LOW」を仕掛けていきたいところです。
119円をレジスタンスに積極的に「LOW」
ユーロドルの動き
先週のユーロドルは一貫して値上がりしました。今週もこの流れが続く可能性はありますが、中長期的なトレンドを考えれば長続きしたい可能性が高いでしょう。
1.0950付近をレジスタントラインと考えて「LOW」で勝負したいところです。トレンドの転換点だけでなく、下降トレンドの中の戻り目を狙っていくと勝率を高められるはずです。
1.0950付近をレジスタントラインと考えて「LOW」
ポンド円の動き
先週のポンド円は緩やかなレートの上昇が見られました。中長期的なトレンドは上昇方向なので、今週もこの流れが続く可能性が高いでしょう。
ただし、3月下旬からの上昇幅が大きくなっていることから、反発には注意が必要です。反発には十分気を付けながら、「HIGH」を仕掛けていくと上手くトレードできるはずです。
反発には十分気を付けながら、「HIGH」
今週の重要経済指標【4月3週目】
今週も重要経済指標が数多く発表されます。特にアメリカと中国に関する経済指標には注目したいところです。
新型コロナウィルスの問題による経済の深刻化、あるいは回復がどの程度数値に現われているのかしっかりとチェックしておきましょう。
中国・貿易収支3月
先月に発表された2月の中国・貿易収支額は、新型コロナウィルス問題の影響から、およそ2年ぶりに赤字に転じました。
前回の結果はマイナス426億元。今回の予想はプラス1750億元となっています。予想と大きな乖離があれば、人民元のレートに大きな影響を与えそうです。
アメリカ・小売売上高3月
15日水曜日に発表される指標が3月のアメリカ・小売売上高です。前回2月の結果は、新型コロナウィルスの問題が深刻化したことから、前月比でマイナス0.5%となりました。
今回さらに悪化すると予想されており、前月比でマイナス0.8%という数値が見込まれています。思ったほど結果が悪化していなければドル買い、予想よりも悪化していればドル売りの傾向が見られるでしょう。
アメリカ・鉱工業生産指数3月
同じく15日水曜日に発表されるのがアメリカの鉱工業生産指数です。
GDPの推移と強い相関があるとして、注目される指標です。
指標では鉱工業生産指数と設備稼働率が同時に発表されます。鉱工業生産指数の前回の結果は0.6%、今回の予想はマイナス4.2%となっています。一方で設備稼働率は前回77%、今回は73.9%と予想されています。
アメリカ・フィラデルフィア連銀景況指数4月
16日木曜日に発表される指標にアメリカのフィラデルフィア連銀景況指数があります。
前回、予想の8.0を大きく下回るマイナス12.7という結果が発表されたため、発表直後にドル円はマイナス13pips下落しました。
今回は前の月よりもさらに悪化し、マイナス30になることが予想されています。予想通りの結果が発表されるか予想よりも悪化していれば、ドル売りが進行しそうです。
アメリカ・新規失業保険申請件数4/5~4/11
フィラデルフィア連銀景況指数と同時に発表されるのが、4月5日~4月11日のアメリカの新規失業者保険申請件数です。
前回の結果は660.6万件でした。前回の結果と比べて大幅に悪化してればドル売り、大幅に改善していればドル売りが見られるでしょう。
中国・実質GDP1月
17日金曜日に発表される注目指標が1月の中国実質GDPです。
前回(2019年第4四半期)の結果は6.0%でしたが、今回(2020年第1四半期)は新型コロナウィルスの問題によって大幅に悪化するとみられています。
今回の予想はマイナス6.0%となっています。人民元はもちろん、主要通貨にも大きな影響を与えることが予想されます。
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