【2020年5月2週目】バイナリーオプション相場予測
5月11日月曜日から5月15日金曜日までのバイナリーオプションの相場予測を行っていきます。新型コロナウィルス感染の影響を受けつつも、各国で経済活動を再開させようという動きがあります。
そうした中、為替市場はリスクオンの流れに移行しつつあります。先週末から、これまでとは違う方向にトレンドが発生するなど、相場の様子も変わってきています。今まで以上に相場を慎重に見極める必要があるでしょう。
目次:
今週の通貨ペアの動き【5月2週目】
今週の為替レートの予測を行っていきます。先週前半、主要通貨ペアは全体的に下落傾向にありました。
しかし下落幅が大きかったこともあり、週後半からその流れが変化してきています。
週後半からの流れがどこまで続くのか注目したいところです。今週もテクニカルとファンダメンタルズから相場を予測していきます。
ドル円の動き
先週のドル円ですが、ボラティリティは大きくなく、緩やかな下落相場が見られました。
ただし、金曜日の雇用統計発表後には大きなリバウンドが発生し、下降トレンドラインにタッチする動きも見られています。
今週まず注目したいのは、下降トレンドラインを上抜けしてくるかという点です。上抜けすれば、一気に上昇する可能性があるので、「HIGH」を仕掛けたいところです。一方でトレンドラインのレジスタンスが固ければ「LOW」をメインに仕掛けましょう。
トレンドラインのレジスタンスが固ければ「LOW」
ユーロ円の動き
先週のユーロ円の動きをチェックすると、水曜日までは強い下落トレンドが発生しました。その後は大きな反発が見られています。今週も週前半は上昇圧力が強まりそうです。
まずは「HIGH」で勝負するのがオススメです。ただし、長期的には下落トレンドが形成されているため、上昇幅が大きくなったら再び下落トレンドの波に飲まれる可能性があります。大幅な値下がりには十分注意しましょう。
「HIGH」で勝負するのがオススメ
ユーロドルの動き
先週のユーロドルは水曜日までは大きな下落トレンドが見られました。その後、木曜日と金曜日は反発したものの、勢いは弱いものでした。ファンダメンタルズ的にも、ユーロ圏経済の不透明感など、ユーロ売り要因が数多く存在します。
これらのことから、今週は「LOW」でエントリーするのがオススメです。特に先週木曜日の安値1.77付近を抜けてくる場合、大幅な下落もあり得るでしょう。
ユーロ売り要因が数多く存在するため「LOW」
ポンド円の動き
先週のポンド円の値動きを振り返ると、水曜日に大きな下落があったものの、木曜日と金曜日でその分が取り戻された形になりました。今週も、特に週初めはこの流れが続きそうです。
133円台を一つの目安に上昇していく可能性が高く、この水準までは「HIGH」を仕掛けていきたいところです。ただし、中期的なトレンドは読みづらいため、133円台に入ったら勝負しない選択を取るのも一つの手です。
133円台を一つの目安で「HIGH」
今週の重要経済指標【5月2週目】
今週も重要経済指標が数多く発表されます。新型コロナウィルス問題が経済にどれほどの影響を与えているのか確認するためにも、しっかりとチェックしておきましょう。
また、経済指標発表後の値動きにも注意が必要です。これまでリスク回避時には円買いが見られましたが、コロナショック後はリスク回避時にドル買いの動きも見られています。
アメリカ・消費者物価指数04月
今週まず注目したいのは12日火曜日に発表されるアメリカの消費者物価指数です。
前回は前月比でマイナス0.4%でした。新型コロナウィルス問題による消費減退から、今回はマイナス幅が大きくなると予想されています。
今回の予想数値は前月比マイナス0.7%となっています。指標発表後にもそれほど大きな値動きはありませんが、予想を上回ればドル売り、下回ればドル買いの傾向が見られるでしょう。
NZ・NZ中銀政策金利05月
13日水曜日に発表されるのが、5月のNZ・NZ中銀金政策金利です。
もともとは高金利の国として知られていましたが、ここ2か月はコロナショックの影響もあり、0.25%と金利が引き下げられています。
今回も0.25%が予測されていますが、さらなる引き下げが発表されれば、NZドルを中心に大きな値動きがあるでしょう。<
英国・実質GDP(速報値)第一四半期
水曜日に発表される重要指標にイギリスの実質GDPがあります。
前年の第4四半期は前期比で0.0%、前年比で1.1%でした。
今回、2020年第1四半期の予想は、新型コロナウィルスの問題により前期比でマイナス2.6%、前年比でマイナス2.2%となっています。予想を下回る数値が発表されれば、ポンド売りが加速するでしょう。
アメリカ・小売売上高4月
金曜日に発表される指標が、4月のアメリカの小売売上高です。
前回はコロナショックの影響から、前月比でマイナス8.7%に落ち込みました。今回の予想は前月比マイナス11.0%となっています。予想を下回れば、ドルが大きく動くでしょう。
ただし、前述のようにコロナショック後はドルの値動きを予想するのが難しくなっています。前回の指標発表後は、予想を下回る結果が発表されたにもかかわらず、ドル買いの動きが見られました。今回も予想より数値が悪ければ、ドル売りではなくドル買いが見られるかも知れません。
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