【2020年8月2週目】バイナリーオプション相場予測
8月10日月曜日から8月14日金曜日までのバイナリーオプション相場予測を行っていきます。
先週は大方の予想に反して市場全体でリスク選好的な流れが見られました。為替市場ではユーロ円やユーロドルが上昇しています。
また、経済指標においても、新規失業保険申請件数や雇用統計で良い数値が発表されています。
今週も欧州と米国を中心に重要な経済指標が発表されるので、日程や予想をチェックしておきましょう。
目次:
今週の通貨ペアの動き【8月2週目】
ドル円などの主要通貨の値動きはどうなるのでしょうか。
先週の値動きを振り返りながら、今週の値動きの予測を行っていきましょう。
ドル円の動き
先週のドル円は、週早々に106.48円まで上昇した後、リスク回避の円買い圧力が高まったことやテクニカル的な要因に続伸を阻まれ下落に転じました。木曜日には105.29円まで下落したものの、その後は反発して105.92円で越週となっています。
今週のドル円も下落リスクが高い状況が続くと見てよいでしょう。金融緩和余地の違い、リスク回避の円買いなどを考えれば、今週も「LOW」を基本的な戦略としておくことをおすすめします。
リスク回避の円買いを考えて「LOW」
ユーロ円の動き
先週のユーロ円は、リスク選好的な市場心理につられて木曜日までレートの上昇が見られました。木曜日には125.582円という高値を更新していますが、その後は利益を確定する動きなどから値を下げ、124.878円で越週となっています。
今週もテクニカル的な地合いの強さから、さらなるレートの上昇が見られると考えられます。とはいえ、リスク回避的な市場心理が強まれば、下落局面に転じる可能性は十分にあります。米中対立や新型コロナウィルス感染拡大の状況に注意しながら、「HIGH」を仕掛けていきましょう。
米中対立やコロナの状況に注意しつつ「HIGH」
ユーロドルの動き
先週のユーロドルは、週早々に1.1696まで下落したものの、1.17という心理的節目で下げ渋りを見せました。その後、米国株を中心とした株高に引き連れられる形で、週後半にかけて1.1917まで急伸しています。しかし、その後はドル買い圧力が強まり、1.17後半で越週となっています。
今週のユーロドルはどうなるのでしょうか。テクニカル的な地合いの強さから、押し目を狙った買い圧力が強まると思われますが、ファンダメンタルズ的なリスクから高値更新を阻まれるシナリオが予想されます。基本戦略を「HIGH」としながらも、米中対立などのリスク要因には十分に注意しましょう。
買い圧力が高いと思われるため「HIGH」
ポンド円の動き
先週のポンド円は、リスク選好的な相場に上昇圧力が強かったものの、6月の高値139円台半ばを突破することはできず、もみ合いとなりました。結局138円台前半で越週となっています。
今週は139円台半ばの攻防が注目ポイントです。突破できないとなると、下落圧力が強まる可能性が高くなります。リスク要因も多数あるため、今週は「LOW」をメインの戦略として考えておくことをおすすめします。
リスク要因が多数あることから「LOW」
今週の重要経済指標【8月2週目】
今週も多数の重要経済指標が発表されます。
今週は米国だけでなく、欧州の重要指標の結果も多数発表されます。
英国・雇用統計7月
今週まず注目したい指標が、火曜日に発表される英国の雇用統計です。
同指標では、失業率と失業保険申請件数が毎月同時に発表されます。今回は7月の結果が発表されるということで、新型コロナウィルス感染拡大の影響から回復の兆しが見られるか注目したいところです。
6月の結果は失業率で7.3％、失業保険申請件数でマイナス2.81万件でした。
今回この数値を上回ってくるのか注目したいところです。結果が良ければポンド買い、悪ければポンド売りの流れが見られるでしょう。
ユーロ・ZEW景況感指数8月
同じく火曜日に発表される重要指標が8月のユーロ・ZEW景況感指数です。
コロナショックの影響で3月にマイナスの結果が発表されたところから、回復を見せています。前回の結果は59.6でした。今回も同程度の結果が発表されるか注目したいところです。
60を上回るなど、良い結果が出ればユーロ買いが進行するでしょう。短期的な値動きはもちろんですが、中長期的なユーロのトレンドを予想する上でも見逃せない経済指標です。
アメリカ・小売売上高7月
今週金曜日に発表される重要経済指標がアメリカの小売売上高です。
今回は7月の結果が発表されます。米国GDPの7割を占める個人消費の動向を表すため、毎回注目が集まります。
前回の結果は前月比でプラス7.5％でした。今回は小幅ながらもさらに改善が見られる可能性が高く、プラス1.7％が予想されています。予想よりも良ければリスクオンのユーロドルやクロス円の上昇が見られるでしょう。
アメリカ・ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)8月
金曜日にはアメリカのもう一つの注目指標、ミシガン大学消費者信頼感指数が発表されます。
前回は予想の79を下回る結果が発表されたため、一時的にリスクオフの値動きが見られました。
前回の結果は73.2、今回の予想は71.0となっています。前回の結果を上回ればリスクオンのムードが、下回ればリスクオフのムードが強まるでしょう。
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