【2020年8月4週目】バイナリーオプション相場予測
8月24日月曜日から8月28日金曜日までのバイナリーオプション相場予測を行っていきます。
先週はそれまでの相場が強気すぎたこと、世界経済のリスク要因が表面化したことで、相場全体でリスクオフの流れが見られました。
今週もその流れが継続するのか、再びリスクオンの相場に転換するのかしっかりとチェックしておきたいところです。
先週の値動きや経済指標をチェックしながら、今週の予測を行っていきましょう。
目次:
今週の通貨ペアの動き【8月4週目】
今週、主要通貨の値動きはどうなるのでしょうか。先週の流れを振り返りながら予測を立てていきましょう。
ドル円の動き
先週のドル円は、週早々に週間の高値106.67円を記録しました。しかし、107円の抵抗が強かったことや、GDP速報値が予想以上に悪かったことを受け、週半ばには105.11円まで下落しました。
今週のドル円も引き続き下落リスクが高い状況が続くと見てよいでしょう。基本戦略は「LOW」で間違いなさそうです。ただし、株価が上昇すればクロス円の上昇につられてドル円のレートも上昇する可能性があるので、その点には注意しましょう。
下落リスクが高いためは「LOW」
ユーロ円の動き
先週のユーロ円は、リスクオフの流れによって値下がりしました。テクニカル的にはトレンドの転換シグナルが現れ、さらに下落する可能性も十分にあります。今週注目したいのは、株式市場の動きです。
今週も弱気相場が継続すれば、さらに値下がりする可能性が高まるでしょう。
テクニカル的な地合いの弱さからも基本戦略は「LOW」とするのがおすすめですが、株高が見られれば再び上昇トレンドに突入する可能性もあるので要注意です。
テクニカル的な地合さから「LOW」
ユーロドルの動き
先週のユーロドルは、週初めに1.184で寄り付いた後、米中対立激化への懸念、ニューヨーク連銀製造業景況指数の冴えない結果などを受け、ドル売りが進行しました。さらに長期金利の低下も追い風となり、火曜日には1ユーロ1.1966を記録しました。
しかし、その後はテクニカル的な節目である1.200を超えることなく、ユーロ売り、ドル買いが進展しました。この間、ボリンジャーバンドを下抜けしており、テクニカル的な弱さをうかがうことができます。来週は株価、経済指標の発表結果などに注意しながらも、ユーロドルは「LOW」をメインの戦略にするとよいでしょう。
テクニカル的観点より「LOW」
ポンド円の動き
先週のポンド円は、140円の抵抗が強く、上値の重い展開となりました。値動きの方向感が定まりにくかったものの、金曜日には150pips下落して越週しているため、下落圧力の強さが見られます。
テクニカル的には今週も下落する可能性が高いと判断できるため、基本は「LOW」がおすすめです。
ポンド円もほかのクロス円同様に、株式市場の動向をチェックしながら値動きを見守る必要がありそうです。
今週は下落する可能性が高いためは「LOW」
今週の重要経済指標【8月3週目】
今週は米国を中心に重要経済指標が多数発表されます。
コロナ危機からの回復度合いを知るために、しっかりとチェックしておきましょう。
ドイツ・Ifo景況感指数8月
今週まず注目したい指標がドイツのIfo景況感指数です。
コロナショック後の4月には74.3まで落ち込みを見せたものの、その後は回復の兆しが見られ、前回は90.5まで回復を見せています。
今回の発表で、前回以上の結果が発表されるか注目したいところです。結果が良ければユーロ買い、悪ければユーロ売りが進むでしょう。また、中長期的な欧州の景気を予測する上でもチェックしておきたいところです。
アメリカ・新築住宅販売件数7月
同じく火曜日に発表される指標が、7月のアメリカ新築住宅販売件数です。
前回6月は予想の70万件を超える77.6万件という結果が発表されたため、指標発表後にはドル円レートの上昇が見られました。
今回の予想は前回とほぼ同じ75.7万件となっています。予想を上回る結果が出れば、ドル円やクロス円、ユーロドルで短期的な上昇が見られるでしょう。今後の米国景気を予想する上でもしっかりチェックしておきたい指標です。
アメリカ・耐久財受注(速報値)7月
今週水曜日に発表される重要指標が、7月におけるアメリカの耐久財受注です。
前月比の結果が発表され、前回6月の結果はプラスの7.3%でした。今回の予想はプラスの4.0%となっています。
今回7月の予想はプラスの4.0%となっています。予想が少し控えめなので、前回の結果を基準にするとよいでしょう。前回よりも良い結果が発表されればリスクオン、結果が悪ければリスクオフの流れが見られるでしょう。
アメリカ・新規失業保険申請件数08/09~08/15
金曜日に発表される注目指標が、8月9日~15日までの新規失業保険申請件数です。
前回は92万件という予想の上で、110.6万件という数値が発表され、経済状況の悪化が懸念されました。
今回は100万件を下回ってくるか注目したいところです。90万件台まで改善すれば、リスクオン。100万件以上の数値が発表されれば、リスクオフの流れが見られるでしょう。
アメリカ・中古住宅販売成約指数7月
金曜日に発表される注目指標が、7月におけるアメリカの中古住宅販売成約指数です。
前回の結果は前月比でプラス16.6%でした。今回の予想は前月比でプラス5.8%となっています。
こちらも予想が控えめなため、前回の16.6%を基準にするとよいでしょう。結果が良ければドル円レートの上昇など、短期的にリスクオンの流れが見られると予想できます。反対に結果が悪ければドル円レートの下落など、短期的にリスクオフの流れが見られるでしょう。
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