【2020年9月1週目】バイナリーオプション相場予測
8月31日月曜日から9月4日金曜日までのバイナリーオプション相場予測を行っていきます。
先週は新型コロナウィルスピークアウトの兆しが見られたことなどから、リスク選好的な相場の流れになりました。
今週もこの流れが継続するのか注目したいところです。また、金曜日発表の米国雇用統計にも注目です。
短期の値動きを狙うのはもちろんですが、相場全体の先行きを予想するためにもチェックしておきたい指標です。
目次:
今週の通貨ペアの動き【9月1週目】
今週、ドル円などの主要通貨の値動きはどうなるのでしょうか。
注目したいのは日米の政局不安の見通しについてです。
ドル円の動き
先週のドル円は、アメリカ経済指標の改善、新型コロナウィルスピークアウトの兆しが見られたこと、アメリカ食品医薬品局が治療薬を承認したことなどから、リスク選好時の円売りが見られ、週末にかけて107円台間近まで値上がりしました。
しかし、その後は安倍首相の辞任を受けて105円台前半で越週となっています。今週特に注目したいのは日本の政局不安に関する問題です。アベノミクス終了への懸念から、株安→円高という流れが連想されやすいでしょう。ハイローでは「LOW」がおすすめです。
株安から円高の流れのため「HIGH」
ユーロ円の動き
先週のユーロ円は世界的な株高につられる形で火曜日までは上昇が見られました。
しかし、その後はテクニカル的な地合いの弱さからボックス相場となっています。金曜日には再上昇したものの、安倍首相辞任のニュースが入ると再び下落し、125.42円付近で越週となっています。
今週注目したいのは日本における今後の政権運営についてです。
不安が払しょくされる材料がなければ株安→クロス円安の流れが想起されるため、レートは下落しやすいでしょう。株式市場や政局ニュースの情報をチェックしながら「LOW」を仕掛けていきましょう。
株安からクロス円円安の流れとなりそうなため「LOW」
ユーロドルの動き
先週のユーロドルは1.1787で寄り付いた後は、米長期金利上昇を受けたドル買い、米国株高によるリスク選好のドル買いによって、週後半にかけて1.1762まで下落しました。しかしその後は中長期的なトレンドに乗って1.1920まで反発を見せています。
今後は8月18日に記録した高値1.1966を越えてくるのか注目しましょう。
越えてこなければ1.9台では「LOW」を仕掛けましょう。一方で1.8台では押し目買いが優勢になりやすいため「HIGH」がおすすめです。
押し目買いが優勢になりやすいため「HIGH」
ポンド円の動き
先週のポンド円は週初めから押し目買いが入り、株高にもつられるかたちで一週間を通して上昇傾向にありました。
しかし、安倍首相辞任のニュースが入ると、140円付近まで約150pips下落しました。
今週も他のクロス円同様、政局不安の行方がレートに大きな影響を与えそうです。ただし、中長期的には上昇傾向が見られるので、基本戦略は「HIGH」がおすすめです。難しい局面が続くので、ニュースや株式市場の動向をチェックしながら慎重な判断が求められるでしょう。
基本的戦略は「HIGH」
今週の重要経済指標【9月1週目】
今週も米国を中心に重要経済指標が発表されます。注目はもちろん米国の雇用統計です。
短期的な値動きはもちろん、中長期的な経済動向を予測するためにも役立つ指標と言えるでしょう。
日本・雇用統計7月
今週まず注目したい指標が7月における日本の雇用統計です。
同指標では、完全失業率と有効求人倍率が同時に発表されますが、どちらもコロナショック後は落ち込みを見せています。
前回6月の結果は2.8%、有効求人倍率は1.11倍でした。今回さらに悪化していれば、ドル円レートの下落が見られるでしょう。
アメリカ・ISM製造業景気指数8月
火曜日に発表される指標がアメリカのISM製造業景気指数です。
全米の製造業350社に対して実施されたアンケートをもとに作成された指数で、景気の先行指標として注目されます。
前回の結果は54.2で、コロナショック後に41.5まで落ち込んだ数値は回復傾向が見られます。今回も前回と同様の水準、もしくは上回る水準が発表されるのか注目したいところです。
アメリカ・ADP雇用者数8月
水曜日に発表される経済指標がアメリカのADP雇用者数です。
ADP雇用統計は雇用統計の先行指標としても知られ、注目度の高い指標です。前回は前月比の予想プラス120万人を大きく下回る結果が発表され、ドル円レートで10pips下落しました。
今回も発表結果がマイナスになれば、ドル円やクロス円で大きな下落が見られるでしょう。雇用統計の行方を予想するためにもチェックしておきましょう。
アメリカ・ISM非製造業景気指数8月
木曜日に発表される注目の経済指標がアメリカのISM非製造業景気指数です。
前回7月の結果は58.1でした。今回は前回の数値を上回るのか注目したいところです。
雇用における非製造業の割合が大きいことから、雇用統計の先行指標としても知られているので必ずチェックしておきましょう。
アメリカ・雇用統計8月
金曜日に発表される指標が、今週もっとも注目のアメリカの雇用統計です。
前回は予想のプラス148万人に近いプラス176.3万人という結果が発表されたため、発表後は大きな値動きはありませんでした。
今回はマイナスの数値が発表されるなど極端に悪化したり、極端に改善したりしない限り、短期的にそれほど大きな値動きは見られないでしょう。ただし、アメリカ経済の行方を予想するために重要な指標であることには違いありません。
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