【2020年9月3週目】バイナリーオプション相場予測
9月14日月曜日から9月18日金曜日までのバイナリーオプション相場予測を行っていきます。先週はアメリカの株価指数が大幅に下落するなど、市場にはリスク回避のムードが高まっています。
各主要通貨ペアは下落圧力が強くなっていますが、今週もこの傾向が続くのでしょうか。判断のためには、先週からの各通貨の値動き、今週欧米各国で発表される経済指標の結果をしっかりとチェックしておく必要があるでしょう。
目次:
今週の通貨ペアの動き【9月3週目】
先週は、週末にかけての株価下落と同時に、リスク回避時の円買い、ドル買いが見られました。
今週はファンダメンタルズ分析に加えて、テクニカル的な節目も意識しながら、ハイローを仕掛けていきましょう。
ドル円の動き
先週のドル円は、106.28円で寄り付いた後、レートの上昇が見られたものの、先々週の高値106.57円が意識されたことで伸び悩みました。結局その後、米国株価指数の下落に伴うリスク回避から、クロス円下落→ドル円下落の流れが見られ、水曜日にかけて一時105円台後半まで下落しました。今週のドル円の動きはどうなるのでしょうか。
ここ数週間は106円台での推移が長く、方向感が分かりにくい展開が続いています。米中対立激化などのリスク要因は山積みであるものの、株高→クロス円上昇→ドル円上昇の流れもあり、予想するのが難しい展開です。105円台後半~107円台前半のレンジ相場ととらえ、レンジの上限付近で「LOW」、下限付近で「HIGH」を仕掛けるのがおすすめです。
レンジの上限付近で「LOW」、下限付近で「HIGH」
ユーロ円の動き
先週のユーロ円は世界的な株価指数下落につられる形で一時は124.5円付近まで下落しました。その後は反発したものの、日足の陽線で上ヒゲが出現するなど、上値の重さを印象付けるチャートの形状となっています。
今週のユーロ円は、テクニカル的に見て下落する可能性が高いでしょう。基本的には「LOW」がおすすめですが、米国や日本の株価指数が大きく上昇すると、クロス円も上昇する可能性が高いので、注意が必要です。
テクニカル的に下落する可能性が高いため「LOW」
ユーロドルの動き
先週のユーロドルは1.17台半まで下落した後、大きな反発を見せて水曜日には1.19台に値を乗せました。しかし、2時間程度で1.18台に戻したことで、上値の重さを印象付けています。
今週のユーロドルはどう動きのでしょうか。テクニカル的にもファンダメンタルズ的にも上値の重い傾向が続くと見られますが、中長期的な流れは上昇です。1.18付近では押し目買いが入りやすい展開となるので、「HIGH」を仕掛けていくとよいでしょう。
押し目買いが入りやすい展開となるため「HIGH」
ポンド円の動き
先週のポンド円の動きは、欧米株調整の動きに合わせて、一週間を通して下落傾向が見られました。反発する力も弱く、1週間で500pipsほど下落しています。
今週もこの傾向が続く可能性が高いため、ハイローでは「LOW」がおすすめです。ただし、短期的な反発には注意が必要です。英国経済の状況や欧米の株価指数もチェックしながらトレードを行いましょう。
下落傾向が続く可能性が高いため「LOW」
今週の重要経済指標【9月3週目】
今週も欧州や米国で重要な経済指標が多数発表されます。
短期的な予測に役立つので、しっかりと予想をチェックしておきましょう。
英国・雇用統計8月
火曜日に発表される経済指標が、8月における 英国の雇用統計です。
英国の雇用統計では、失業率と失業保険申請件数がそれぞれ発表されます。前回の失業率は7.5%、失業者保険件数はプラス9.44万件と引き続き高い数値が発表されました。
前回は指標発表後にポンド円やドル円などでレートの下落が見られました。今回も同水準の数値、あるいは悪化した数値が発表されれば、リスク回避的な値動きが見られるでしょう。
ドイツ・ZEW景況感指数
火曜日に発表されるもう一つの経済指標が、9月におけるドイツのZEW景況感指数です。
ZEW景況感指数では、向こう半年の景気見通しについて、欧州経済研究センターによるアンケート調査をもとに算出されます。
前回の結果はプラス71.5で、コロナショック直後のマイナス49.5から回復傾向が続いています。今回も前回と同程度か、それ以上の結果が発表されれば、クロス円上昇などリスク選好的な相場が見られるでしょう。
英国・消費者物価指数8月
水曜日に発表される経済指標が、8月における イギリスの消費者物価指数です。
前回7月の結果はプラスで0.4%でした。
今回もプラスの結果が発表されればポンド売り、反対にマイナスの結果が発表されればポンド買いが見られるでしょう。
アメリカ・小売売上高8月
水曜日に発表されるもう一つの指標がアメリカの8月小売売上高です。
米国ではGDPに占める個人消費の割合が高いため、景気動向をチェックするために注目される指標です。
コロナショック後からは回復傾向にあり、前回は前月比で1.2%でした。今回もプラスの結果が発表されるか注目したいところです。
アメリカ・フィラデルフィア連銀景況指数9月
木曜日に発表される重要指標が、9月におけるアメリカのフィラデルフィア連銀景況指数です。
フィラデルフィア連銀が、管轄区域の製造業の景況感や経済活動状況を指数化したもので、ISM製造業景気指数の先行指標としても知られています。
前回は予想のプラス20.8を下回るプラス17.2が発表され、指標発表後にドル円でマイナス12.6pips変動しました。今回もプラス20前後を基準に、結果が良ければリスク選好的、悪ければリスク回避的な値動きをするでしょう。
お問い合わせの多い場合、返信が遅れることがあります。
お問い合わせの内容によっては返信をしない場合があります。
専門知識が必要なものは専門知識のライターの方に答えてもらうため返信が遅れますのでご了承ください。