【2020年10月2週目】バイナリーオプション相場予測
10月5日月曜日から10月9日金曜日までのバイナリーオプション相場予測を行っていきます。先週はトランプ大統領の新型コロナウィルス陽性のニュースが入ったあと、市場はリスク回避的な展開になりました。
一方で経済指標では比較的良好な指標が発表されるなど、経済回復への期待も高まっています。市場の展開を予測するのが難しい展開となっており、株式市場の動向も見守りながら、慎重なトレードが求められるでしょう。
目次:
今週の通貨ペアの動き【10月2週目】
今週の主要通貨ペアの値動きを予測していきます。為替市場では、ニュースや株式市場の動向の影響を受けやすくなっていますが、基本的な戦略を決めておくと、トレードがしやすくなるでしょう。
ドル円の動き
先週のドル円は105.51円で寄り付いた後、株価上昇につられる形でリスク選好時の円売り圧力が見られ、水曜日には週間高値の105.81円までレートが上昇しています。しかし、その後はトランプ大統領の新型コロナウィルス感染報道などにより、金曜日には週間安値の104.94円まで下落しています。
テクニカル的には一目均衡表の三役逆転が見られるなど、地合いの弱さを印象付けるチャートの形状になっています。ファンダメンタルズ的に見ても、アメリカ大統領選への不透明感、米国における新型コロナウィルス感染再拡大などが懸念されることから、下落リスクが高まっています。よってハイローでは「LOW」がおすすめです。
下落リスクが高まっているため「LOW」
ユーロ円の動き
先週のユーロ円は火曜日に、それまで1週間程度続いたレンジを上抜けし、リスク選好時の上昇が継続するとの見方が強まりましたが、上値は重く123.44円で越週となっています。
今週のユーロは、テクニカル的な地合いの弱さから、下落リスクが警戒されるため、基本戦略は「LOW」がおすすめです。ファンダメンタルズ面の要因によってはレンジ相場になる可能性も高いので、レンジ相場になった場合、レンジの上限で「LOW」を仕掛けていくようにしましょう。
レンジ相場になった場合「LOW」
ユーロドルの動き
先週のユーロドルは週初めに1.1638で寄り付いた後、一時1.1615まで下落したものの、その後はリスク選好時のドル売り圧力によって、木曜日には週間高値の1.1770まで反発しました。しかし、その後の上昇圧力は弱く、1.17台前半で越週となっています。
今週のユーロドル相場どうなるのでしょうか。チャート的には上値の重さを印象付けること、ファンダメンタルズ的にもユーロ圏経済の先行き不透明感や世界的な新型コロナウィルス感染拡大の懸念があることから、基本的には「LOW」を選択することをお勧めします。
コロナウイルス感染拡大の懸念があることから「LOW」
ポンド円の動き
先週のポンド円の動きを確認すると、先々週までの上昇が継続する形で、木曜日には1ポンド137円を突破しました。
しかし、その後は75日移動平均線、25日移動平均線に上昇を阻まれ、結局136.3円付近で越週となっています。
今週はテクニカル面、ファンダメンタルズ面から判断して、上値の重い展開が予測されます。ただ、2本の移動平均線を上抜けし、ゴールデンクロスが形成されれば、さらにレートを上昇させる可能性が高いでしょう。基本戦略は「LOW」としながらも、テクニカル的な節目を突破した場合は、戦略を「HIGH」に切り替えることをオススメします。
基本戦略は「LOW」
今週の重要経済指標【10月2週目】
今週も重要な経済指標が多数発表されます。
発表結果によっては、為替相場の流れが大きく変わることがあるので、予想と発表結果をしっかりとチェックしておきましょう。
アメリカ・ISM非製造業景気指数9月
今週、まず注目したい経済指標が、アメリカのISM非製造業景気指数です。
非製造業375社の担当役員にアンケート調査を実施し、その結果をもとに景況感発表されます。
コロナショック後は落ち込んでいましたが、6月以降はコロナショック前の水準に戻っています。前回の結果は56.9だったので、この水準と発表結果を照らし合わせて、相場の流れを判断しましょう。
アメリカ・貿易収支8月
水曜日に発表される注目指標が、アメリカの貿易収支です。
直近の結果から考えると、マイナス500億ドル台が予想されます。
もしも、600億ドル以上の赤字が発表されればドル売り、500億ドル未満の赤字であれば、ドル買いの圧力が高まるでしょう。
アメリカ・FOMC議事録9月
木曜日に発表される注目指標がアメリカのFOMC議事録です。
議事録はFOMCの会合の3週間後に公表され、今後の会合の動向を探るためのヒントを得ることができます。
8月の予想は2%となっています。今回も予想を上回ればドル円レートの上昇など、リスク選好的な値動きが見られるでしょう。
アメリカ・新規失業者保険申請件数10月
同じく木曜日に発表される注目指標が、10月のアメリカ・新規失業者保険申請件数です。
コロナショック後に大きく増えた申請件数ですが、8月下旬からは80万件台に落ち着いています。
今回も80万件台が発表されれば、特に目立った値動きは見られない見込みです。新規申請件数が大幅に増えたり、大幅に落ち込んだりしないか注意しておきましょう。
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