【2021年2月4週目】バイナリーオプション相場予測
先週はテクニカル的なトレンドに従い、週半ばにかけてドル買いが進行しました。その後は調整する形となりましたが、今週もドル買いの流れが継続するのか注目したいところです。
また、経済指標では米国を中心に重要な指標が発表されます。短期的なドル買い、ドル売りを決める要因になるのはもちろん、中長期的なリスクオンオフを左右する要因にもなります。前回結果と予想をしっかりと押さえておきましょう。
目次:
今週の通貨ペアの動【2月4週目】
今週も基軸通貨ドルの強弱、株式市場の動向に注目しながら、バイナリーオプション相場の予測を行っていきましょう。
ドル円の動き
先週のドル円は週初105円ちょうどで寄り付いた後、世界的な株高や米国長期金利上昇、さらには200日の移動平均線を突破したことによるテクニカル的な強さを受け、週間高値の106.22円まで上昇しました。
しかしその後は、米国経済指標の冴えない結果などを受けドル売りが進行、105.4円付近で越週となっています。ただし、テクニカル的な地合いは強く、先週後半の下落も一時的な押し目となる可能性が高いと考えられます。
引き続き、米国の重要指標の結果をしっかりとチェックするようにしましょう。
ユーロ円の動き
先週のユーロ円は、ユーロ安の流れが継続したことやドル円レートが下落した影響もあり、火曜日には126.4円付近まで下落しました。
しかし、その後はドル円レートが上昇したこと、ユーロ安の流れが一段落したことから、金曜日には127.3円付近までレートを上昇させており、テクニカル的な強さが確認できます。
ユーロドルの流れもチェックしながら、ユーロの強弱をつかむことが勝つためのポイントになるでしょう。
ユーロドルの動き
先週のユーロドルは週初1.2123で寄り付いた後、株高を背景にリスク選好のドル売り、ユーロ圏の経済指標の力強い結果を受け、火曜日には1.2170までレートを上昇させました。
その後は米国長期金利の急上昇などにより、週央にかけては1.2023まで下落しました。ただし、ユーロ圏の経済指標の力強い結果を受け、1.211付近で越週となっています。ユーロドルは底堅さが感じられる値動きとなっています。
ここ最近は膠着状態にあるため、大きなトレンドを形成する可能性が十分にあります。
ポンド円の動き
先々週の政策金利発表からのポンド高の流れを受け、先週もポンド円は上昇傾向が見られました。調整局面があっても下値は堅く、まだまだ買い圧力が強いことが考えられます。
テクニカル的にもファンダメンタルズにも強さがうかがえるため、今週も「HIGH」をメイン戦略としてトレードを行いましょう。
ただし、引き続き株価調整⇒クロス円下落の流れには警戒する必要があります。
今週の重要経済指標【2月4週目】
今週も日本のGDP第1次速報値など、数多くの重要経済指標が発表されます。短期的な値動きはもちろん、中長期的なリスクオンオフのムードを決定する要因にもなるので、しっかりとチェックしておきましょう。
日本・GDP1次速報値 第4四半期
週明け月曜日に発表される経済指標は日本のGDP1次速報値です。今回は昨年度の第4半期の結果が発表されます。
前回は前期比プラス5.3%、今回の予想は前期比プラス2.4%となっています。結果が良いほど円売りの傾向が見られるでしょう。
ドイツ・ZEW景況感指数2月
水曜日に発表される経済指標がドイツのZEW景況感指数です。前回は61.8と予想を上回る良好な結果が発表されました。
今回、前回の結果を上回ることがあればユーロ買いが見られるでしょう。反対に55以下など、前回を大きく下回ればユーロ売りが進行する可能性が高いでしょう。
英国・消費者物価指数1月
水曜日に発表される経済指標が、1月の英国・消費者物価指数です。前回は前月比でプラス0.3%でした。今回も前回と同程度の結果が予想されます。
前回と同程度、もしくは前回よりも物価上昇幅が大きければ、物価上昇⇒実質金利低下⇒ポンド売りの流れが見られるでしょう。反対に物価上昇幅が小さければ、物価下落⇒実質金利上昇⇒ポンド買いの流れが見られる見込みです。
アメリカ・小売売上高 1月
木曜日に発表される経済指標がアメリカの小売売上高1月です。前回は前月比でマイナス0.7%という結果でした。今回の予想はプラス0.6%となっています。
短期的に見たとき、予想を上回ればドル買い、マイナスの結果が発表されればドル売りとなるでしょう。中長期的には結果が良ければリスク選好的なドル売り、悪ければリスク回避的なドル買いに結び付く可能性があります。
アメリカ・フィラデルフィア連銀景況感指数2月
木曜日に発表される指標がアメリカのフィラデルフィア連銀指数2月です。前回の結果は予想の11.8を大きく上回り26.5でした。今回の予想は19となっています。
予想を上回れば短期的なドル買い、下回れば短期的なドル売りが見られるでしょう。中長期的なリスクオンオフにも影響するためしっかりチェックしておきましょう。
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