【2021年3月2週目】バイナリーオプション相場予測
先週は米長期金利上昇によって、ドル円は週末にかけて108.64円まで大幅上昇しました。さらに雇用統計の力強い結果も受けて、ドルの強さが目立っています。今週もこの傾向が続くのか注目したいところです。
また、株式市場では米国長期金利上昇への懸念から調整局面に入っており、こちらもリスク回避のドル買いが進行する要因となっています。今週も経済指標をチェックしながら株式市場の動向も見守りたいところです。
目次:
今週の通貨ペアの動き【3月2週目】
今週もテクニカル分析に加え、米国の長期金利、欧米や日本の株式市場の動向も注意しながら値動きの予想を行っていきましょう。
ドル円の動き
先週のドル円は週初106円台半ばで寄り付いた後、米国長期金利上昇⇒株式市場調整の流れからリスク回避のドル買いが進行し、週末にかけて108.64円までレートが上昇しました。
週末にかけて反落しましたが、下値は堅く108.30円付近で越週となっています。米国長期金利上昇への懸念やテクニカル的な強さが見られることから、今週も上昇する可能性が高いでしょう。
米国長期金利や株式市場の動きに変化がないか確認しながらトレードを行いましょう。
ユーロ円の動き
先週のユーロ円は、テクニカル的な地合いの強さや円売り圧力に支えられ、木曜日までは上昇が続きました。木曜日には130円にせまる勢いが見られましたが、その後はユーロ売りが先行する形でレートを下落させています。
ただし、テクニカル的には地合いの強さが見られるため、日足ベースの上昇トレンドラインを割らない限りは今週も上昇が続くと見て良いでしょう。
ドル円やユーロドルの値動きにも注目しながら予測を行いましょう。
ユーロドルの動き
先週のユーロドルは1.208付近で寄り付いた後、新型コロナウィルス収束への期待などから週央にかけて1.2113付近までレートが上昇しました。しかしその後はユーロ圏における経済指標の冴えない結果、米国長期金利上昇を受けて、1.1894付近まで下落しました。
その後の反発は弱く、1.1915付近で越週となっています。一目均衡表の三役逆転が成立するなど、テクニカル的な地合いの弱さが見られるほか、米国長期金利上昇によるドル買い圧力が高まっていることから、今週も下落する可能性が高いと考えられます。
ECB政策金利にも注目しておきましょう。
ポンド円の動き
先週のポンド円は、先々週末の下落が押し目となり、再びレートを上昇させる展開になりました。木曜日に先々週の高値を更新するなど、テクニカル的な地合いの強さが見られます。
その後は、小反落するも押し目買いが入る展開が見られ、テクニカル的な地合いの強さが見られます。今週も「HIGH」に優位性がありそうです。
先週の週間高値、150.726円を越えてくるか注目したいところです。
今週の重要経済指標【3月2週目】
今週も日本、欧州、米国を中心に重要な経済指標が発表されます。短期的な値動きはもちろん、中長期的な値動きを予測するのにも重要になります。
日本・国際収支1月
今週まずチェックしておきたい経済指標は、月曜日に発表される国際収支です。経常収支で前回の結果が11656億円、今回の予想が12306億円となっています。
予想を上回れば黒字拡大⇒ドル安円高、予想を下回れば反対にドル高円安の流れになると予想されます。以上のことから予想を上回ればドル円レートは下落、予想を下回ればドル円レートは上昇する可能性が高いでしょう。
アメリカ・消費者物価指数2月
水曜日に発表される重要指標がアメリカの2月の消費者物価指数です。前回は前月比0.3%、今回の予想は前月比0.4%となっています。
予想を上回れば、実質金利下落⇒ドル売り、予想を下回れば実質金利上昇⇒ドル買いの流れが見られるでしょう。り圧力が強まるでしょう。
ユーロ・ECB政策金利3月
木曜日の注目指標はECB政策金利3月です。政策金利の水準は前回と同じ0.00%が予想されています。
サプライズは無いと見られていますが、ユーロに関して要人による何らかの発言があれば、ユーロに大きな影響があるでしょう。
アメリカ・新規失業保険申請件数2/28~3/6
木曜日に発表されるもう一つの注目指標がアメリカの新規失業保険申請件数です。前回は74.5万件でした。今回70万件台を下回るのか上回るのか注目されます。
70万件台を下回れば短期的なドル買い、70万件台を上回れば短期的なドル売りが見られるでしょう。米国経済の中長期的な行方を予測するためにも、しっかりとチェックしておきましょう。
アメリカ・ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)3月
金曜日の深夜0時に発表されるのが、ミシガン大学消費者信頼感指数です。前回の結果は76.8、今回の予想は78.0となっています。
予想を上回ればドル買い、予想を下回ればドル売りの流れが見られるでしょう。予想が大きく外れると短期的に大きく動きこともあるので、指標発表後の押し目や戻り目を狙っていくイメージで取引すると利益を得やすくなります。
お問い合わせの多い場合、返信が遅れることがあります。
お問い合わせの内容によっては返信をしない場合があります。
専門知識が必要なものは専門知識のライターの方に答えてもらうため返信が遅れますのでご了承ください。