【2019年8月5週目】バイナリーオプション相場予測

今週のバイナリーオプションの予想を紹介します。
先週は米中貿易摩擦の警戒感が高まったため、23日金曜日にアメリカ株式相場が大幅下落しました。それに伴いリスク回避の動きから円を買う動きが見られました。

23日の夜にドル円やユーロ円は急落、ユーロドルは急騰しました。今週も景気の先行きが懸念される中、先週の下落相場の流れが続いていくのか注目されます。今回も発表予定の経済指標と併せて相場の予測を行っていきます。

8月5週目のバイナリーオプション相場の動きを予想しているからチェックして取引の参考にしてね。

今週の通貨ペアの動き【8月5週目】

先週の為替相場を振り返ると、19日月曜日～22日木曜日は比較的安定した値動きを見せていました。ところが23日金曜日の夜から相場は急変し、クロスドルやクロス円を中心に大きな値動がありました。今週も先週末からの流れが続くのか、あるいは反対の値動きとなるのか、それとも値動きが落ち着くのか注目したいところです。

ドル円の動き

先週のドル円は1ドル106.2円と1ドル106.7円を下限と上限としてレンジ相場を形成していましたが、23日夜にレンジ相場を下抜けすると100pips近く下落し、終値は105.4円となりました。

中長期的な流れから考えて、今週も下落トレンドになりそうです。次に意識されるのは8月12日と13日に付けた1ドル105.05円です。下値を更新すると、さらなる下落もあります。ハイローでは反発に気を付けながら「LOW」で勝負すると良いでしょう。

ユーロ円の動き

先週のユーロ円は8月12日に付けた安値1ユーロ117.5円を下限とし、レンジ相場を形成していました。ところが23日金曜日の晩から急落して、レンジ相場を下抜けしました。現在は1ユーロ117.45円付近で推移しています。

すでに安値を更新していることから、さらなる下落の可能性も高くなっています。今度は1ユーロ117.5円が抵抗となるでしょう。反発に気を付けながらも「LOW」で戦略を考えると上手くトレードできる可能性が高くなります。

ユーロドルの動き

先週のユーロドルは19日月曜日～22日木曜日まで大きな値動きはなく、レンジ相場のような形で推移していました。23日金曜日の夜になると相場は一変し、2時間で100pipsほど急騰しました。

先週急騰した値動きが今週も続くかというのが1つの注目点でしょう。ただ、米中貿易摩擦がこれ以上深刻化しなければ、中長期的には下落トレンドとなっていることから再び下落するものと予想されます。移動平均線やトレンドラインを参考にして「LOW」で勝負すると良いでしょう。

今週の重要経済指標【8月5週目】

今週の重要経済指標をチェックしていきます。アメリカの実質GDPの発表など、今週も注目の指標が目白押しです。短期的な値動きはもちろんですが、中長期的な為替相場を判断するためにも、しっかりと確認しておきましょう。

ドイツ・Ifo景況感指数 08月

26日月曜日にはドイツ・Ifo景況感指数が発表されます。Ifo経済研究所がドイツ国内の企業9000社を対象にアンケート調査を実施して作成したインデックスです。

特にクロスユーロに影響を与える指標として知られています。今回の予想は95.5となっており、前回の改定値97.5を下回る予想です。

アメリカ・耐久財受注(速報値) 07月

ドイツIfo景況感指数と同じ日の夜に発表されるのが、アメリカ・耐久財受注の速報値です。自動車や家具など、耐久財の新規受注額について、製造業約4000社を対象に集計されます。

民間設備投資の先行指標として注目される指標で、予想や前月との差があればクロスドルのレートが大きく動くことがあります。前回は前月比で2.0％、今回は1.3％と予想されています。

アメリカ・コンファレンスボード消費者信頼感指数 08月

27日火曜日にはアメリカ・コンファレンスボード消費者信頼感指数が発表されます。民間の非営利調査機関がアンケートを基に消費者のマインドを指数化したもので、前回は予想125.0、結果135.7でした。予想と結果に幅があったため、ドル円で7.1pips動いています。

今回の予想は130.0となっています。予想を上回ればドル買いの動きが、予想を下回ればドル売りの動きが見られるでしょう。

アメリカ・実質GDP(改定値)第2四半期

29日木曜日に発表される注目指標がアメリカの実質GDPです。今回発表されるのは2019年の第2四半期のデータです。前回は予想と結果の差がほとんどなかったため、変動はドル円でマイナス2.3pipsにとどまりました。

今回は前期比の年率で2.0％と予想されています。この数値と結果がどの程度乖離するのかが、短期的な値動きを予測するときの注目ポイントです。予想を上回ればドル買い、下回ればドル売りの流れになる見込みです。

アメリカ・PCEデフレータ 07月

30日金曜日に発表されるのが7月のアメリカ・PCEデフレータです。個人の消費支出について、物価変動分を調整したもので、実質の個人消費支出を算出することができます。

今回の予想は前回の結果と同じ1.4%と発表されています。これまでの傾向から考えて、予想とかけ離れた数値は出ないため、大きな値動きは無いものと予想されます。しかし、消費者の行動を示す重要指標として知られているので、チェックしておきましょう。